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ウェルシュ菌のフィブロネクチン結合タンパク質がフィブロネクチンの線維化を阻害することを発見

2021.09.09更新学科レポート
[臨床生命科学科]

ウェルシュ菌のフィブロネクチン結合タンパク質がフィブロネクチンの線維化を阻害することを発見

 松永望講師、片山誠一教授、櫃本泰雄教授の研究グループは、ウェルシュ菌のフィブロネクチン結合タンパク質がフィブロネクチンの線維化を阻害することを発見しました。食中毒で有名な病原細菌であるウェルシュ菌は傷口から感染すると、その部位を腐らせ、やがては全身に広がり命を奪うほどの病気を引き起こします。一方、フィブロネクチンと呼ばれるタンパク質は、互いに積み重なり大きな塊をつくること(フィブロネクチンの線維化)で、傷を治すことに関わります。今回の研究でウェルシュ菌はフィブロネクチン結合タンパク質(Fbp)を産生することで、フィブロネクチンの塊をつくることを阻害することが分かりました。Fbpはウェルシュ菌だけではなく、多くの病原細菌も共通して持っています。この発見は[病原細菌の感染による傷を治すことを遅らせる原因の一つはFbpである]という可能性を示唆しました。本研究成果はMicrobiology and Immunologyに掲載されています。https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/1348-0421.12917