「地球電磁気学と考古学・人類学の連携による人類生息環境の変遷研究の展開」
3/1(金), 2(土)にフロンティア理工学研究所研究集会「地球電磁気学と考古学・人類学の連携による人類生息環境の変遷研究の展開」を開催します。理工学と考古学・人類学という「理工-生命-人文」科学間の分野融合研究集会です。
プログラム
- 場所:岡山理科大学 岡山キャンパス A1号館3階 A0132 教室 + オンライン
- 日時:2024年3月1(金)・3月2(土)
3月1日(金)
13:00~13:10開会あいさつと趣旨説明
13:10~13:55
Keynote1 吉村由多加 (九州大)
考古地磁気強度研究の概要と日本における状況
13:55~14:10
Talk1 馬場 章 (昭和大)
富士山・伊豆半島の火山岩から復元する古地磁気永年変化曲線
14:10~14:25
Talk2 加藤千恵 (九州大)
土器焼成による磁性鉱物変化
14:25~15:10
Keynote2 北原 優 (高知大)
ベトナムにおける考古地磁気学・岩石磁気学研究の現状と展望
15:10~15:25
Talk3 下岡順直 (立正大)
ルミネッセンス法による熱履歴分析:古地磁気法との比較研究レビューから
15:25~15:45 Break
15:45~16:30
Keynote3 板倉 有大 (福岡市)
考古学における資源利用研究の理論と実践 -九州縄文時代における資源利用技術の研究-
16:30~16:45
Talk4 洪 惠媛 (岡山理科大)
旧石器考古学における古環境解釈の現況と課題
16:45~17:00
Talk5 三阪一徳 (岡山理科大)
土器製作技術に関する分析視点
17:00~17:15
Talk6 辻本元博 (日本地図学会)
伊能忠敬の磁針測量方位角原簿「山島方位記」の地磁気偏角を鍵とする文理融合高精度解析が人文学部の日本地図研究の旧態を変える
17:00~17:30 Discussion1
3月2日(土)
9:30~10:15Keynote4 谷川 亘 (海洋研究開発機構)
湖底堆積物コア試料を活用した桧原湖湖底遺跡「桧原宿跡」の復元
10:15~ 10:30
Talk7 山本裕二 (高知大)
布留遺跡出土中世土器の磁気分析の予察
10:30~10:45
Talk8 川村紀子 (海上保安大)
法科学分野での考古学と地質学の応用と挑戦
10:45~11:05 Breakとポスター紹介
11:05~11:50
Keynote5 宮原ひろ子 (武蔵野美術大)
銀河宇宙線の気候システムへの影響を探る
11:50~12:05
Talk9 小田啓邦 (産業技術総合研究所)
地磁気エクスカーションによる地磁気強度低下と人類史への影響について
12:05~12:20
Talk10 穴井千里 (高知大)
阿蘇中岳火山2019-2020年噴火に伴う噴出火山灰の岩石磁気学的研究 ―噴火プロセスと磁性鉱物の磁気的特徴の変化―
12:20~12:50 Discussion2
12:50~12:55 Closing
ポスター発表
Poster1長尾桂子 (岡山理科大)
ミューオンラジオグラフィーを用いた古墳イメージングにおける地磁気の影響
Poster2
吉村由多加 (九州大)
石勺遺跡の弥生土器を用いた約1800年前の考古地磁気強度:予察的結果
Poster3
畠山唯達 (岡山理科大)
地磁気・古地磁気・岩石磁気学的手法による考古学・人類学への貢献
Poster4
畠山唯達 (岡山理科大)
古備前焼復元窯における温度測定と燃焼環境の推定
※ 各発表者のほかの共著者は要旨の方に記載しています。
【お問合せ先 : フロンティア理工学研究所】
畠山唯達
E-mail: renkei@ous.ac.jp