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化学科・川本講師の研究成果が国際学術誌『Chemosphere』に掲載されました

2025.07.30更新学科レポート
[化学科]

化学科・川本講師の研究成果が国際学術誌『Chemosphere』に掲載されました

理学部化学科の川本大祐講師らの研究成果が、Elsevier社が出版する国際学術誌『Chemosphere』(CiteScore 18.1、Impact Factor 8.1)に掲載されました。

『Chemosphere』は、環境科学および毒性学の分野に関する最新の研究成果を扱う、国際的に評価の高い学術誌です。

本研究において川本講師らは、土壌中に豊富に存在する炭酸カルシウム(CaCO3)に対するカドミウムイオン(Cd2+)の吸着機構を解明するとともに、大気中の二酸化炭素(CO2)から合成可能なCaCO3を除染剤として利用することを目指した基礎的検討を行いました。重金属汚染の低減に資する新たな材料開発への貢献が期待される成果であるといえます。

本論文は、2025年3月10日より『Chemosphere』のWebサイト上で公開されています。詳しくは、以下のURLよりご覧ください。
Daisuke Kawamoto, Haruki Shigetomi, and Takashi Yokoyama
Mechanism of the solid-liquid interfacial reaction between dissolved Cd species and the CaCO3 surface
Chemosphere 376 (2025) 144294

なお、本研究テーマは、**2022年5月に開催された日本分析化学会主催「第82回分析化学討論会」において、注目研究として「展望とトピックス」**に選出されています。