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医療技術学科で救命講習会を開催
2025.07.19更新学科レポート
[医療技術学科]

最も大切な胸骨圧迫の練習

胸骨圧迫について先輩のお手本

ポケットマスクを用いた人工呼吸の体験

周囲の人に119番通報,AEDの手配

胸骨圧迫とAEDの操作

AEDのパッド装着中も絶え間ない胸骨圧迫

手際よくできるように何度も練習

午前のチームの集合写真

午後のチームの集合写真

最後には参加者全員に修了証が授与されました

医療従事者を目指す学生ひとりひとりがしっかりとスキルを身につけられるように,午前と午後にそれぞれ6つのブースを準備。各ブースには臨床工学技士を目指している2年生~4年生もインストラクター補助として参加し,外部からお越し頂いたインストラクターの先生方と一緒にしっかり説明を行っていました.
今回は外部のインストラクターとして,NPO救命おかやま会員で現役の看護師,救急救命士,診療放射線技師の教員の方や普段から救命講習会の運営に携わっている方々をお招きしました。
講習会では,最も大切な胸骨圧迫のやりかたから始まり,人工呼吸の体験,傷病者を発見したときの対応手順,そして最後にAEDの使い方について学びました.
最初は,恥ずかしがってなかなか声が出ませんでしたが,講習会が終わることには,自信を持って対応できるくらいになりました.
講習会後のアンケートにも
「もし現場に遭遇してしまったときは助けられるようがんばります.」
「実際にやってみると難しかったです.今後も傷病者をみかけたら実際に人命救助できるようにします!!」
「今回の講習会を通して心肺蘇生についての理解が深まりました.どんなときでも冷静に流れを実行して命を助けたいと思います.」
といったような感想が書かれていて,実りのある時間になったようです。
今回インストラクター補助として参加した上級生は,おかやまマラソン2025のAED班に救護サポートスタッフとして参加します。今年受講した1年生は,来年のおかやまマラソンの救護サポートスタッフとして参加してくれるでしょう。
なお,医療技術学科としての開催は初めてでしたが,学生向けの救命講習会は2005年からコロナ禍の最初の2年間を除いて毎年開催されています.これまでに受講した学生が2例の心停止症例に遭遇し,いずれも他の方々と協力して救命に成功しています.
*1) BLS : Basic Life Supportの略(一次救命処置のこと)