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セラミック材料学研究室の城間藍さんがヤングセラミスト大賞(研究部門)を受賞!
セラミック材料学研究室の城間藍さんがヤングセラミスト大賞(研究部門)を受賞!
2024.12.27更新
理大レポート
応用化学科のセラミック材料学研究室(草野・牧研究室)の理工学研究科修士1年生の城間藍さんが、12月7日に徳島大学で開催された「第30回ヤングセラミストミーティングin中四国」で「ヤングセラミスト大賞(研究部門)」を受賞しました。
この大会は、中国および四国地方の大学 · 企業や公設研究機関のセラミックスに関わる若手研究者たちが交流して活発な議論を展開し、研究の活性化を図ることを目的として、日本セラミックス協会中国支部が主催となり毎年開催されています。この大会の特徴は、若手研究者が企画から運営までを行っている点です。
また、優秀な発表者に贈られる「ヤングセラミスト大賞」は、審査員による投票だけではなく、学生を含む大会の参加者全員による投票で選出されることも特徴の一つで、城間さんは「備前焼表面に現れる黒色部の微構造と再現」の研究について発表し、約80件の発表の中から見事大賞に選ばれました。城間さんが本学から初の受賞者です。
城間さんは、学部4年生の卒業研究から備前焼の研究を続けています。備前焼作家の松島健治氏(本学の関連校である倉敷芸術科学大学の卒業生)との共同研究の一つで、登り窯で焼成した備前焼の表面に現れる黒色について研究を行っています。登り窯による焼成中は、大量の薪の燃焼で強い還元状態になります。薪が燃焼する際に生成する炭が作品の表面に付着することで黒色になると考えられてきました。城間さんは2年近くの研究の結果、黒色は炭素の付着ではなく、薪の燃焼によって生成する灰と粘土の反応によって現れることを突き止めただけでなく、電気炉による焼成で、試薬によって黒色の再現にも成功しました。
「今後は、備前焼の技術を工業材料開発に応用することを検討し、引き続き備前焼作家と協力して研究を続けます」と話してくれました。
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この大会は、中国および四国地方の大学 · 企業や公設研究機関のセラミックスに関わる若手研究者たちが交流して活発な議論を展開し、研究の活性化を図ることを目的として、日本セラミックス協会中国支部が主催となり毎年開催されています。この大会の特徴は、若手研究者が企画から運営までを行っている点です。
また、優秀な発表者に贈られる「ヤングセラミスト大賞」は、審査員による投票だけではなく、学生を含む大会の参加者全員による投票で選出されることも特徴の一つで、城間さんは「備前焼表面に現れる黒色部の微構造と再現」の研究について発表し、約80件の発表の中から見事大賞に選ばれました。城間さんが本学から初の受賞者です。
城間さんは、学部4年生の卒業研究から備前焼の研究を続けています。備前焼作家の松島健治氏(本学の関連校である倉敷芸術科学大学の卒業生)との共同研究の一つで、登り窯で焼成した備前焼の表面に現れる黒色について研究を行っています。登り窯による焼成中は、大量の薪の燃焼で強い還元状態になります。薪が燃焼する際に生成する炭が作品の表面に付着することで黒色になると考えられてきました。城間さんは2年近くの研究の結果、黒色は炭素の付着ではなく、薪の燃焼によって生成する灰と粘土の反応によって現れることを突き止めただけでなく、電気炉による焼成で、試薬によって黒色の再現にも成功しました。
「今後は、備前焼の技術を工業材料開発に応用することを検討し、引き続き備前焼作家と協力して研究を続けます」と話してくれました。