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【先生コラム 探究のまど】第4回 -岡山理科大学A1号館屋上から見えるもの-

2024.11.26更新学科レポート
[初等教育学科][中等教育学科]

~教育学部の先生たちが日々の中でふと感じたことをつぶやくコラムです~
 みなさん、ゆっくりと夜空の星を眺める時間を確保できていますか?
 夜に岡山理科大学A1号館の屋上に出ると、美しいロマンチックな岡山の市街地を一望できます。まあ、そっちの方に興味がある方は勝手にそこで愛を語り合って頂くことにして、天体観望の話となると、その眩しいばかりの明るさが少々疎ましく思える時があります。言っておきますが愛を語り合っている方々を疎ましく思っているのではありませんので念のため。
 先日、歳のせいで暗い星が見えなくなってきていることも忘れ、夏の天体観望時に「ここだと肉眼では2等星程度までしか観察できないよねえ!」等と嘯いておりました。すると若者の中の強者が、「ミザール(北斗七星の6番目の星である2等星)の横にアルコルが見えますよ。」と軽くいいます。アルコルは有史以来、視力検査に使われていた4等星の星ですので、悔しい気持ちを抑えて「肉眼だと4等星までしか・・・」と小さい声で修正。若者はさらにスマホを取りだし、適当に夜空を撮していきます。画像を見るとまるで全天恒星図・・・スマホのスペックの高さに時代は変わったと確信する私でした。
 みなさん、秋の夜長です。スマホを片手に、身軽な天体観望会を楽しんでみてはいかがでしょう?(初等教育学科 山下 浩之)
 

画像著作権:国立天文台(画像タップで国立天文台ページにジャンプします)