2023.12.01更新理大レポート
多くの企業関係者が詰めかけた会場
「幅広い研究分野で地域貢献していく」と挨拶する平野博之学長
タカヤ株式会社の歴史について講演する岡本氏
タカヤ株式会社の成長戦略について講演する剱持氏
高周波・低周波における獣害対策について話す辻教授
ポスター発表前で説明に聞き入る来場者
奨励賞を受賞した皆様
特別記念講演では、電子機器の組み立てやソフトウェア開発に取り組む 「タカヤ株式会社」(井原市)の岡本龍二・代表取締役社長らが、事業内容や2030年を見据えた成長戦略を説明。1980年代から開発を続け、電子部品の信頼性を検査する主力商品の「フライングプローブテスタ」をはじめ、社内のDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みも紹介しました。
続いて、登壇した理大教育推進機構の辻維周教授は、低周波音でイノシシやクマを遠ざける「いのドン・くまドン」と、高周波音でシカを近寄らせない「鹿ソニック」、鳥用の「バードソニック」の効果などについて講演。さらに本学のリサーチ・アドミニストレーター(URA)を務める島田和彦氏が「地域における産学官連携のトリセツ」と題し、産学官連携の事例やその評価、進め方、研究体制の整備について話しました。
研究成果のポスター展示は88件。展示スペースのあちこちで、来場者が関心のある研究について、担当教員から説明を受ける姿が目立ちました。
ポスター展示では 次の4件が奨励賞を受賞しました。
(丸カッコ内は研究者・団体、敬称略)
「亜鉛ポルフィリン錯体に基づく可視光駆動型水素生成触媒の開発」(満身稔、大城実之、高井将生、島根大学)▽「ニューコンセプト 非接触給電」(赤津康二、石田弘樹、株式会社アデトックス)▽「さくら花酵母の分離から雄町米純米酒『桜華』の開発まで」(滝澤昇、室町酒造株式会社)▽「UV-LEDによる各種微生物の不活化―流水型UV-LED 照射微生物不活化装置の開発―」(宓曌、猶原順、井上大知、大原諒真、張揚、向井彩純、張瀚中、千代田工販株式会社)