2023.11.14更新理大レポート
平野学長を表敬訪問したセサンテ市長(右から6人目)らセブ島の一行
人材派遣などの連携協力を要請するセサンテ市長(右)
視察団一行と歓談する平野学長(中央)
記念品を交換する平野学長(左)とセサンテ市長(右)
ニホンウナギを養殖している35トン水槽で山本准教授(右端)の説明を聞く一行
山本准教授の話に熱心に聞き入る視察団一行
視察団からは突っ込んだ質問が相次ぎました
一行はセサンテ市長夫妻をはじめ、セブ州のロルダン・H・サラゲナ農林水産専門官ら10人。好適環境水による陸上養殖のニュースを国際放送で見た現地関係者が注目し、これまで数回、同センターの見学に訪れていますが、市長の来訪は初めてです。
この日、平野学長を表敬訪問したセサンテ市長は、現地で陸上養殖の導入を考えていることを説明し、事業化に際して人材派遣などの連携協力を要請。これに対し、平野学長は前向きに協力していく意向を示しました。
続いて、一行は35トン水槽が並ぶ生物生産教育研究センターを訪れ、世界初の養殖事業化が進むベニザケのほか、二ホンウナギが元気よく泳ぎ回る様子を見学。山本准教授が「ここの水は1年間以上交換していない」と話すと、感嘆の声が上がっていました。一行からは「初期投資はいくら必要か?」「水槽の材質は?」「えさは1日何回与えるのか?」「事業を進める際の大学の窓口はどこか?」など、突っ込んだ質問が相次ぎました。
視察を終えたセサンテ市長は、「山の中に陸上養殖施設があるのには驚いた。私たちも同じような土地なのでこれは参考になる」とし、「今回はとても有意義な訪問だった。今日学んだことを生かし、セブ島に陸上養殖施設をつくって産業振興ができればと考えている」と強い期待感を表明しました。