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岡山理科大学の教育・研究における生成系AIの取扱いについて

2023.10.03更新重要なお知らせ

岡山理科大学・教職員各位
研究・社会連携機構
機構長 南 善子
岡山理科大学の教育・研究における生成系AIの取扱いについて
(教職員へのメッセージ)
 
 岡山理科大学における生成系AIの取扱いについて、すでに学生には通知し注意喚起を行っております。教職員にも、教育面ではもちろん研究や事務運営において、生成系 AIはメリット、デメリットの両面を持つことを十分理解し、利活用することが求められます。今後、生成系AIの利活用の取組事例やその際に生じた懸念事項といった新たな知見について教職員間で共有し、適切な利活用を追求していく必要があります。また、技術の進展や指針等の運用状況などに応じ、対応を適宜見直していくことが重要かと思われます。国内外の推移を見守りながら有効な方策を模索してまいりますが、生成系AIを利活用の際には以下の注意点を留意するようお願いいたします。
 

 
1.生成系AIからの出力には、誤った情報や表現が含まれることを念頭におき、信頼性を十分に確認・検証した上で、研究や教材開発、効率的な事務運営などに利活用する。

2.論文や報告などについては、教職員自身の作成が前提であるため、生成系AIからの出力結果のみで作成しない。論文を投稿する場合は、投稿予定の学術誌の投稿規定を熟読し、それに従い、生成系AIの可否および使用制限を確認する必要がある。さらに、生成系AIへの入出力や使用条件をあとで照会できるように保存する。

3.本学の業務において守秘義務がある情報、未公開の情報は入力しない。また、著作権が設定されている情報や未発表のデータ・研究成果を含む情報も同様に入力しない。

4.生成系AIの取り扱いでは、入力した情報はもちろんのこと、出力での損害や不利益に対する責任も利用者側にあることを自覚し、個人情報の保護や研究の公正性を考慮しながら、慎重に利活用する。

5.誹謗中傷、プライバシー侵害、差別的表現など、個の侵害の可能性のある情報、また個人情報(学生や教職員のみならず、取引業者等全ての個人情報)を含むものは入出力しない。

6.学生に対しては講義やゼミ活動を通じて、生成系AIのメリットとデメリットを十分に説明し、上記1〜5の原則をしっかりと踏まえた上で利用するように指導する。

(文部科学省「大学・高専における生成AIの教学面の取扱いについて」より一部引用)