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ピアノ奏法Ⅱ発表会~より実践的なピアノの演奏へ~

2017.01.19更新学科レポート
[初等教育学科]

1月17日(火)に理大ホールで、ピアノ奏法Ⅱの演奏発表会が行われました。  バイエルの練習を通して、基本的なピアノ奏法を学ぶ「ピアノ奏法Ⅰ」に比べて,より小学校教育現場に適したピアノ奏法を習得するのが「ピアノ奏法Ⅱ」の講義です。初等教育学科の学生たちは、小学校音楽教材の中から自分が演奏する曲を選び、ピアノを弾くだけでなく同時に歌う「弾き歌い」の練習を続けてきました。「むずかしいです。歌に集中すると手が止まって、演奏がうまくいくと声が小さくなって・・・」。ようやくピアノに慣れてきた学生にとっては、「弾き歌い」はさらなる難関だったようです。講義の間だけでなく、空いた時間を見つけては,ピアノ練習室で繰り返し繰り返し練習を重ねてきました。 そして、いよいよ本番です。 「練習ではうまくいくんですけど・・・ホールでの発表はやっぱり緊張して、練習どおりにいかないことが多いんです」と緊張をにじませていた初等科の学生でしたが、「海」「春がきた」「とんび」等小学校音楽教材を,しっかりした歌声とピアノ演奏でホールに響かせることができました。演奏が終わりほっとした様子の学生たちは,互いに演奏について評価し合ったり、指導してくださった先生方とやりきった喜びを語り合ったりしていました。
写真左:【小学校共通教材の「弾き歌い」を発表しました】 写真右:【緊張した面持ちで自分の出番を待つ学生です】
「実際に現場に出たときに、小学生といっしょに楽しめる演奏,いっしょに音楽が好きになる演奏をしてほしい」。発表会に参加された初等教育学科の小川先生が最後に、このように学生に話されました。ピアノ奏法Ⅱの講義はこれで終わりですが、小学校教員をめざす学生にとって、ピアノ演奏はこれで終わりではありません。子どもたちが音楽の楽しさ、喜びを味わえる音楽の授業を行うことができるように、これからも練習を続けてほしいです。