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大学院早期進学コースの紹介 ― 学部から大学院まで、5年間で研究者・技術者を目指す ―
大学院早期進学コースの紹介 ― 学部から大学院まで、5年間で研究者・技術者を目指す ―
2025.10.14更新
学科レポート
[化学科]
◆ コースの概要
化学科では、将来、企業や公的機関などで研究開発に携わる人材の育成を目的として、「大学院早期進学コース」を設置し、学部から大学院までを見通した一貫教育体制を整えています。本コースでは、学部3年次から研究室に配属され、通常よりも早い段階から研究活動を開始することができます。学生は自らの研究テーマにじっくりと取り組むことができ、より高い専門性と研究力を養うことができます。さらに、大学院への進学を前提に、一定の学業成績を満たした学生は、学部を早期に修了することが可能です。これにより、通常よりも短い期間で、より密度の高い研究経験を積み、専門分野への理解を一層深めることができます。
◆ コースの特徴
「大学院早期進学コース」の主な特徴は次のとおりです。
3年次から研究室に所属し、早期に研究を開始できる
条件を満たすことで、3年次終了時に学部を早期卒業(または飛び級)が可能
早期卒業(または飛び級)により、大学入学から最短5年間で修士号の取得が可能
推薦による本学大学院への進学制度を整備
早期卒業(または飛び級)により、学費・期間の両面で負担軽減が可能
学部と大学院を一体的に結ぶ教育体制により、専門性を強化
(学費や期間に関する詳細は、コース紹介チラシをご参照ください)
◆ 一貫教育としての取り組み
化学科では、2003年に学部・大学院一貫教育として「Mコース」を設置し、2011年には「Sプログラム(早期研究室配属プログラム)」、そして2020年に現在の「大学院早期進学コース」へと発展してきました。20年以上にわたり、学部と大学院を連携させた教育体制を整備し、化学分野で活躍する研究者や技術者を輩出しています。文部科学省が2026年度から全国の大学で「学部・修士5年一貫教育」制度の導入を検討(注1)している中で、この化学科の取り組みは、その先駆け的なものといえます。
◆ 学生の声
これまでに本コースやSプログラムを活用して早期卒業(または飛び級)・大学院進学を果たした卒業生の声を紹介します。
岸本翔太郎さん
(大学院早期進学コースで早期卒業し修士進学、現修士1年生)
学部在学中に出会った先輩の記事をきっかけに、「自分も頑張りたい」と強く思うようになり、努力を重ねて学業特待生に選ばれました。大学院早期進学コースでは、3年次から有機化学研究室に所属して研究を開始し、早期卒業後に修士課程へ進学しました。現在はπ電子系化合物の合成研究に取り組み、国内外の学会で成果を発表しています。
清水陸由さん
(大学院早期進学コースで早期卒業し修士進学、現修士2年生)
入学当初から研究職を志望し、早期卒業による大学院進学を目指しました。大学院では、天然水中に含まれる有機物の定量に関する研究に取り組んでいます。実験の過程で得られる気づきや失敗からも多くを学び、結果を探究する姿勢を大切にしながら日々研究を重ねています。
柴田浩貴さん
(Sプログラムで3年次に飛び級し大学院進学、2023年度修了)
入学時のオリエンテーションで説明を受けた早期研究室配属プログラムに興味を持ち、3年次から制度を利用して研究室に所属しました。燃料電池応用を目指した生体高分子の研究に挑戦し、飛び級制度を活用して大学院に進学しました。大学院では新たな生体高分子を利用したプロトン伝導体の研究を深く探究し、専門性を高めることができました。
◆ 本コースが目指すもの
化学科では、大学院早期進学コースをはじめ、意欲ある学生が早期に研究の現場に立ち、最先端の科学を探究できる環境を整えています。学部から大学院まで一貫した教育のもとで、確かな専門知識と課題解決力を備えた研究者・技術者の育成を今後も推進していきます。
(注1)
「学士・修士5年一貫制に向けた検討について」(2025年10月7日)[PDFファイル]
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◆ コースの概要
◆ コースの特徴
◆ 一貫教育としての取り組み
◆ 学生の声
学部在学中に出会った先輩の記事をきっかけに、「自分も頑張りたい」と強く思うようになり、努力を重ねて学業特待生に選ばれました。大学院早期進学コースでは、3年次から有機化学研究室に所属して研究を開始し、早期卒業後に修士課程へ進学しました。現在はπ電子系化合物の合成研究に取り組み、国内外の学会で成果を発表しています。
入学当初から研究職を志望し、早期卒業による大学院進学を目指しました。大学院では、天然水中に含まれる有機物の定量に関する研究に取り組んでいます。実験の過程で得られる気づきや失敗からも多くを学び、結果を探究する姿勢を大切にしながら日々研究を重ねています。
入学時のオリエンテーションで説明を受けた早期研究室配属プログラムに興味を持ち、3年次から制度を利用して研究室に所属しました。燃料電池応用を目指した生体高分子の研究に挑戦し、飛び級制度を活用して大学院に進学しました。大学院では新たな生体高分子を利用したプロトン伝導体の研究を深く探究し、専門性を高めることができました。
◆ 本コースが目指すもの