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2024年度工学教育賞・業績部門受賞/情報理工学部のロボコン通じた社会人基礎力の養成
2025.08.28更新理大レポート [岡山キャンパス]

日本工学教育協会の岩附信行会長(左)から表彰状を授与された赤木教授(右)

ロボコンを利用した各年次ごとの教育プログラムのイメージ

2025.08.28更新理大レポート [岡山キャンパス]

日本工学教育協会の岩附信行会長(左)から表彰状を授与された赤木教授(右)

ロボコンを利用した各年次ごとの教育プログラムのイメージ
受賞理由は「15年以上続くロボットコンテストを通じた体系的かつ実践的なものづくり教育による社会人基礎力の養成」です。1年生は全員が受講し、2、3年生は専門コースの学生が優先されるものの、希望すれば学部の学生全員が受講できるカリキュラムです。
内容は、入学間もない1年生が知らない者同士でチームを組み、勉強しながらロボットを製作、コンテストに挑戦することで、まずは「チャレンジすることへの意識改革」を進めます。2年次、3年次では、競技の順位はもちろんのこと、直面するトラブルを解決して締切(納期)に間に合わせるために、如何に皆と協力していくか、という創造的な競争活動に取り組みます。
1年次、2年次で失敗したとしても再チャレンジできるよう、講義は体系的に構成されています。このロボコン教育を受けた学生は筆頭著者として執筆した論文の投稿率や国際会議での発表率が格段に増えるなど、顕著な効果を出しています。
赤木教授は「情報理工学部のロボット・メカトロニクス系教員が長年にわたって行ってきた、ものづくり教育が評価されたことが非常に嬉しいです。今回の受賞は、ロボコンの講義を受けた学生が、社会人基礎力を十分身に付けていると評価されたことを示すもので、受講者の一層のモチベーションアップにつながるはずです」と話しています。