岡山理科大学について
大学概要
理大のビジョン
目的とポリシー
大学の取り組み
将来構想
情報公開
施設・サービス
オリジナルストーリー
学部・大学院
学部
大学院
留学生別科
機構
科目等履修生・研究生・特別研究生
デジタルパンフレット
通信教育部
入試情報
オープンキャンパス
教育・研究
教育・研究
学内見学・中高大連携
出張講義
教員データベース
OUS研究者ナビゲータ
岡山理科大学紀要
岡山理科大学教育実践研究
学生生活
学生便覧・大学院要覧
学生便覧
大学院要覧
キャンパスライフ
おかりかあるある
学友会
私の成長ストーリー
えぇじゃん!岡山理科大学。
学生寮・アパート等
アクセス
お問い合わせ・資料請求
お問い合わせ
資料請求
mylog
在学生の方へ
保証人の方へ
卒業生の方へ
企業の方へ
ご支援をお考えの方へ
AED設置場所
日本語
English
中文(繁体)
中文(簡体)
MENU
お問い合わせ
検索する
進学相談会
理大の研究力
私の成長ストーリー
特待生制度・奨学生制度・減免制度
閉じる
NEWS&TOPICS
HOME
NEWS&TOPICS
【先生コラム 探究のまど】第8回 -「やり遂げる力」今一度-
【先生コラム 探究のまど】第8回 -「やり遂げる力」今一度-
2025.04.17更新
学科レポート
[初等教育学科]
[中等教育学科]
~教育学部の先生たちが日々の中でふと感じたことをつぶやくコラムです~
昨年から他大学の先生と協働して、家庭学習の応援団をつくるようなプロジェクトを進めています。最近は「やらねばならない宿題」からの脱却が話題になっています。でも、「やらねばならない学習でなくても、応援団は必要なんじゃないですか」という発想です。こんな書き出しをしていると、ふと、20年ほど前に勤めていた学校の校誌に寄稿した文章を思い出しました。昔は学級通信も担任の裁量でどんどん出せていたので、何度か「毎日通信」を達成したときの話です。一部抜粋して掲載します。
作った学級通信は号数をつけてメディアに保存します。(中略)。99号までいくとドキドキします。100号を超えると200号まで出したくなります。(中略)。土曜日が休みになって、たいてい授業日数は199日です。そこで年賀状を学級通信にしました。もう無理やりです。「学級通信本来の趣旨から外れている。数を出せばいいってもんじゃないぞ。」と怒られそうです。勘の良い読者(保護者)さんは「先生、200号にするんですか。」と、こちらのもくろみを見抜いてきます。でもその後に「がんばってくださいね。」と言われると、うれしくなります。読者さんからは、お正月明けだけでなく、「毎日楽しみにしていますよ。」とか「昨日のお手紙はおもしろかったですね。家族で読んで大笑いしました。」とか言われることもあります。これまたやめられなくなります。
私は何かをやり遂げようとするときには、本来の目的とは別の楽しみ方を見つけるようにしています。かっこをつけて言うと「仕事には遊び心を」というやつです。ただ、「遊び心」だけでは所詮は遊びです。「ああ楽しかった。」と思えても「やったぞ。やって良かったな。」にはなりません。途中やめにしてもいいかなとも思えてきます。そんなときに人から「がんばってくださいね。」とか「すごいですね。」とか言われると「最後までやり遂げないとな。」と思えてきます。最後には「やって良かったな。」になります。私の場合、「やり遂げる力」って、けっこう周りの人からもらっているようです。【※】
人間の発想って、やはり経験を基にしているんでしょうね。今一度思います。
【※】北原和明,なでしこ第78号,岡山大学教育学部附属小学校(2007)より抜粋
(初等教育学科 北原 和明)
初等教育学科オリジナルサイトへ
中等教育学科オリジナルサイトへ
初等教育学科ページへ
中等教育学科ページへ
入試情報TOPへ
一覧に戻る
昨年から他大学の先生と協働して、家庭学習の応援団をつくるようなプロジェクトを進めています。最近は「やらねばならない宿題」からの脱却が話題になっています。でも、「やらねばならない学習でなくても、応援団は必要なんじゃないですか」という発想です。こんな書き出しをしていると、ふと、20年ほど前に勤めていた学校の校誌に寄稿した文章を思い出しました。昔は学級通信も担任の裁量でどんどん出せていたので、何度か「毎日通信」を達成したときの話です。一部抜粋して掲載します。
作った学級通信は号数をつけてメディアに保存します。(中略)。99号までいくとドキドキします。100号を超えると200号まで出したくなります。(中略)。土曜日が休みになって、たいてい授業日数は199日です。そこで年賀状を学級通信にしました。もう無理やりです。「学級通信本来の趣旨から外れている。数を出せばいいってもんじゃないぞ。」と怒られそうです。勘の良い読者(保護者)さんは「先生、200号にするんですか。」と、こちらのもくろみを見抜いてきます。でもその後に「がんばってくださいね。」と言われると、うれしくなります。読者さんからは、お正月明けだけでなく、「毎日楽しみにしていますよ。」とか「昨日のお手紙はおもしろかったですね。家族で読んで大笑いしました。」とか言われることもあります。これまたやめられなくなります。
私は何かをやり遂げようとするときには、本来の目的とは別の楽しみ方を見つけるようにしています。かっこをつけて言うと「仕事には遊び心を」というやつです。ただ、「遊び心」だけでは所詮は遊びです。「ああ楽しかった。」と思えても「やったぞ。やって良かったな。」にはなりません。途中やめにしてもいいかなとも思えてきます。そんなときに人から「がんばってくださいね。」とか「すごいですね。」とか言われると「最後までやり遂げないとな。」と思えてきます。最後には「やって良かったな。」になります。私の場合、「やり遂げる力」って、けっこう周りの人からもらっているようです。【※】
人間の発想って、やはり経験を基にしているんでしょうね。今一度思います。
【※】北原和明,なでしこ第78号,岡山大学教育学部附属小学校(2007)より抜粋
(初等教育学科 北原 和明)