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犯罪者被害者支援の功労者に中内君(生物科学科)/岡山県警から表彰
2025.02.18更新理大レポート [岡山キャンパス]
感謝状を受賞した中内君(右)
講演した高田さん
アサガオの収穫祭も併せて行いました
最後は参加者で記念撮影
2025.02.18更新理大レポート [岡山キャンパス]
感謝状を受賞した中内君(右)
講演した高田さん
アサガオの収穫祭も併せて行いました
最後は参加者で記念撮影
理大で犯罪被害者支援講演会を開催
犯罪被害者支援ボランティアサークル「岡山理科大学あした彩(いろ)愛好会」は2月15日に犯罪被害者支援講演会を開催しました。講師は昨年に引き続き、交通事故で7歳の長男・謙真君を亡くし、全国で講演活動を続けている高田香さん(東京在住)。謙真くんは2016年2月に道路を横断中、右折してきたトラックにはねられ死亡しました。高田さんは謙真君が生前育てていたアサガオの種を見つけたことから、「けんちゃんの朝顔」を交通安全のシンボルとして広めるため、その種を全国各地で配り、交通安全や命の大切さを訴える講演活動に取り組んでいます。
講演の参加者は岡山理科大学、倉敷芸術科学大学など県内10大学1専門学校の学生ら約70名。講演では、事故の様子や心境の変化を詳しく説明があり病院で息を引き取った直後の謙真くんに触れた際、頬はまだ柔らかく温かい状態で「夢か現実かわからず実感がわかなかった」と振り返り、参加者は真剣な表情で耳を傾けました。事故後、体調などを心配して電話してくれた警察官の心遣いをはじめ、思いを受け止めてくれた地元の被害者支援センターの存在は大きく「前向きになれた」と話していました。今後も謙真君が育てていたアサガオの種を配る活動を続け、「交通安全のシンボルとしてどんどん広がっていき、死亡事故が無くなれば」と訴えました。その後、各大学と岡山西警察署で育てた「けんちゃんの朝顔」の種の収穫祭を講演会に併せて行いました。
講演会後には、と岡山西警察署で育てた「けんちゃんの朝顔」の種の収穫祭を講演会に併せて行った犯罪被害者支援に取り組む岡山県内の学生ボランティア組織の連絡会「あした彩(いろ)」による古本の贈呈式。犯罪被害者の支援に充てる取り組み「ホンディング」で集めた古本をVSCO(被害者サポートセンターおかやま)へ贈呈されました。
その後、犯罪被害者支援の功労者として、「あした彩(いろ)」の代表で生命科学部生物科学科2年の中内寛人君が岡山県警察から表彰を受けました。
※犯罪被害者支援に向けて、2017年に県内の大学・専門学校が参加してスタートしたのが「あした彩(いろ)」。現在は理大、倉敷芸術科学大学など10大学と1専門学校が参加している。「あした彩(いろ)」の理大学内組織が「岡山理科大学あした彩(いろ)愛好会」です。