岡山理科大学について
大学概要
理大のビジョン
目的とポリシー
大学の取り組み
将来構想
情報公開
施設・サービス
オリジナルストーリー
学部・大学院
学部
大学院
留学生別科
機構
科目等履修生・研究生・特別研究生
デジタルパンフレット
通信教育部 NEW!
入試情報
教育・研究
教育・研究
学内見学・中高大連携
出張講義
教員データベース
OUS研究者ナビゲータ
岡山理科大学紀要
岡山理科大学教育実践研究
学生生活
キャンパスライフ
おかりかあるある
学友会
私の成長ストーリー
えぇじゃん!岡山理科大学。
アクセス
お問い合わせ・資料請求
お問い合わせ
資料請求
mylog
在学生の方へ
保証人の方へ
卒業生の方へ
企業の方へ
ご支援をお考えの方へ
AED設置場所
日本語
English
中文(繁体)
中文(簡体)
MENU
お問い合わせ
検索する
えぇじゃん!岡山理科大学
私の成長ストーリー
オリジナルストーリー
理大の研究力
新学科構想
入試特待生・奨学生制度
デジタルパンフ
閉じる
NEWS&TOPICS
HOME
NEWS&TOPICS
応用化学実験4 コロイドおよび界面化学分野の実験(その2)
応用化学実験4 コロイドおよび界面化学分野の実験(その2)
2024.12.23更新
学科レポート
[応用化学科]
本実験では、イオン性界面活性剤水溶液を用いて電気伝導度を測定しました。この測定は、JIS K 0130に基づいて行いました。
電気伝導度の測定は、河川や雨水などの環境水、上水、産業で使用される水溶液、さらには下水や排水など、さまざまな分野で実施されています。電気伝導度は水溶液中のイオン濃度に比例するため、水溶液中のイオン濃度の推定に利用されます。
イオン性界面活性剤水溶液の場合、電気伝導度は濃度に比例して直線的に増加します。しかし、ある一定濃度を超えると、電気伝導度の増加は緩やかになります(傾きが小さくなります)。この現象は、以下のように説明できます。
イオン性界面活性剤水溶液中では、界面活性剤が電離して「界面活性剤イオン」と「対イオン」を形成し、界面活性剤の濃度に比例してイオン数が増加します。しかし、界面活性剤濃度がある一定値(臨界ミセル濃度:CMC)を超えると、界面活性剤は溶液中で会合し、ミセルを形成します。イオン性界面活性剤の場合、界面活性剤イオンが会合して、直径数nm程度のイオン性ミセルを形成します。ただし、界面活性剤イオンが単に会合しただけでは、局所的な同一イオン濃度が増加し、静電(クーロン)反発によって会合体は不安定になります。そのため、ミセル表面に対イオンが吸着し、静電反発を抑えてミセルを安定化させます。ミセル表面に対イオンが吸着することで、ミセルの正味の電荷数が減少します。この結果、臨界ミセル濃度(CMC)を超えた領域では、電気伝導度の増加が緩やかになります(傾きが小さくなります)。
本実験では、電気伝導度法を用いてこのCMCを求めました。
初めて操作する装置に少し緊張しながらも、慎重に電気伝導度測定を行いました。
応用化学科ページへ
応用化学科オリジナルサイトへ
一覧に戻る
電気伝導度の測定は、河川や雨水などの環境水、上水、産業で使用される水溶液、さらには下水や排水など、さまざまな分野で実施されています。電気伝導度は水溶液中のイオン濃度に比例するため、水溶液中のイオン濃度の推定に利用されます。
イオン性界面活性剤水溶液の場合、電気伝導度は濃度に比例して直線的に増加します。しかし、ある一定濃度を超えると、電気伝導度の増加は緩やかになります(傾きが小さくなります)。この現象は、以下のように説明できます。
イオン性界面活性剤水溶液中では、界面活性剤が電離して「界面活性剤イオン」と「対イオン」を形成し、界面活性剤の濃度に比例してイオン数が増加します。しかし、界面活性剤濃度がある一定値(臨界ミセル濃度:CMC)を超えると、界面活性剤は溶液中で会合し、ミセルを形成します。イオン性界面活性剤の場合、界面活性剤イオンが会合して、直径数nm程度のイオン性ミセルを形成します。ただし、界面活性剤イオンが単に会合しただけでは、局所的な同一イオン濃度が増加し、静電(クーロン)反発によって会合体は不安定になります。そのため、ミセル表面に対イオンが吸着し、静電反発を抑えてミセルを安定化させます。ミセル表面に対イオンが吸着することで、ミセルの正味の電荷数が減少します。この結果、臨界ミセル濃度(CMC)を超えた領域では、電気伝導度の増加が緩やかになります(傾きが小さくなります)。
本実験では、電気伝導度法を用いてこのCMCを求めました。
初めて操作する装置に少し緊張しながらも、慎重に電気伝導度測定を行いました。