アメリカの獣医解剖病理レジデンシープログラム見学を目的として、グローバルチャレンジに応募し、採択されました。レジデンシープログラムは、アメリカの専門医を育成するためのプログラムで、獣医学のさまざまな分野で展開されています。私は特に解剖病理学に興味があるため、今回はLouisiana State UniversityおよびNorth Carolina State Universityの解剖病理学教室を、それぞれ2週間ずつ訪問しました。病理学者やレジデントの方々が日常的に行っている剖検、鏡検、ラウンドなどに同行させていただきました。
テーマ : アメリカ獣医大学における病理学に関する異文化交流(レジデント採択に向けたアピールを含む)
メンバー: 獣医学部 獣医学科 6年 新見日向
アメリカの獣医解剖病理レジデンシープログラム見学を目的として、グローバルチャレンジに応募し、採択されました。レジデンシープログラムは、アメリカの専門医を育成するためのプログラムで、獣医学のさまざまな分野で展開されています。私は特に解剖病理学に興味があるため、今回はLouisiana State UniversityおよびNorth Carolina State Universityの解剖病理学教室を、それぞれ2週間ずつ訪問しました。病理学者やレジデントの方々が日常的に行っている剖検、鏡検、ラウンドなどに同行させていただきました。
まず驚いたのは、検体数の多さです。1日に平均3件、多いときには6件の剖検が行われることもありました。剖検前には、担当の先生と獣医学生がその日の剖検症例について鑑別疾患を議論する時間があり、現地の獣医学生たちが次々と意見や提案を発し、活発な議論が交わされていたのが印象的でした。最初は遠慮がちだったものの、次第に議論にも参加できるようになり、非常に有意義で楽しい時間を過ごすことができました。
剖検中には、古典的な病変から珍しい病変まで、さまざまな症例を実際に観察することができ、また先生への質問を通じて理解を深めることができました。見学だけでなく、剖検や生検の診断書作成、Gross roundでの発表も経験し、アメリカ式の病理診断の方法を学ぶことができました。このような貴重な機会をいただき、心より感謝申し上げます。