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今治キャンパス獣医学部で中学生が職場体験!獣医師の仕事に触れる貴重な一日【獣医学部】
2024.09.24更新学科レポート
[獣医学科][獣医保健看護学科]
器材を用い皮膚縫合のやり方を教わる様子
採血に挑戦している様子
佐伯香織准教授の研究室での様子
2024.09.24更新学科レポート
[獣医学科][獣医保健看護学科]
器材を用い皮膚縫合のやり方を教わる様子
採血に挑戦している様子
佐伯香織准教授の研究室での様子
今治キャンパス獣医学部では、9月24日(火)、西条東中学校3年生のうち動物分野に興味をもつ女子生徒3名を迎え、職場体験学習を実施しました。
午前中は、免疫学が専門の獣医学科 宮前二郎 助教が、獣医学の特色や獣医師を目指した経緯、そして研究者の仕事内容について、中学生にもわかりやすく説明しました。生徒たちは熱心にメモを取りながら、真剣な表情で聴講していました。
午後は、獣医学科 松田彬 准教授と三河翔馬 講師の指導のもと、診療模擬体験に挑戦しました。聴診器を使って心臓の鼓動数を数えたり、被毛に覆われた血管を丁寧に触診しながら採血を試みたりと、大学生が実際に行う授業の一部を体験しました。特に皮膚縫合では、指先に全神経を集中させ、真剣な眼差しで糸を結ぶ姿が印象的でした。参加した生徒たちにとって、普段の学校生活では決して味わえない貴重な経験になったことでしょう。
また、獣医保健看護学科 佐伯香織 准教授の研究室では、動物に関わる様々な仕事について質問する機会が設けられました。仕事のやりがいや大変だったエピソードを聞く中で、動物に関わる仕事は動物だけでなく、飼い主さんをはじめとする「人」との繋がりやコミュニケーションも非常に大切であることを学んだようです。
今回参加した西条東中学校三年生の村上瑞季さんは、この日の体験を振り返り、「診療見学中、犬の手術を終えた獣医師さんの笑顔がとても印象に残りました。その表情から、動物を助けることを仕事のやりがいとしているのだろうと感じ、動物好きな私も、一匹でも多くの動物を助けることをやりがいに獣医師として働きたいと思いました」と語りました。
さらに、診察見学を通して「獣医師という仕事にはたくさんの種類がありますが、動物だけでなく人との関わりが必ずある仕事だと気づきました。以前は自分が獣医師になりたいのかよくわかっていなかったのですが、今回のジョブチャレを通して獣医師になりたいという気持ちが強くなりました。これから獣医師になるための情報を自分で調べて、より詳しくなりたいです。そして私もたくさんの動物を救い、たくさんの飼い主さんを笑顔にできる獣医師を目指したいです」と、自身の心境の変化と将来への意欲を力強く語ってくれました。
体験後には丁寧なお礼メールも届き、「この1日で、学校では経験することができない貴重な体験をすることができました。特に縫合や採血を体験できたことがとても印象に残っています。そして、手術後の獣医師さんの笑顔から働くことのやりがいを感じることができました。私も皆様のような、仕事にやりがいを感じることができる人になりたいと改めて思うことができました。心から感謝いたします」と、感謝の気持ちと学びの大きさを伝えてくれました。
今治キャンパス獣医学部での教員との対話や実践的な体験を通して、参加した生徒たちは将来について深く考える良い機会を得たことでしょう。今回の職場体験が、彼女たちの将来の進路選択の一助となることを心より願っています。