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第5回OUSフロンティアセミナー「生体異物に抗い利用する知識と技術」
第5回OUSフロンティアセミナー「生体異物に抗い利用する知識と技術」
2024.02.26更新
研究施設レポート
古賀先生による、熱に強いタンパク質分解酵素の講演
2024年2月22日(木)に
フロンティア理工学研究所
が主催する第5回OUSフロンティアセミナー「生体異物に抗い利用する知識と技術」が開催されました。
セミナーでは、生体にとって異物となる菌やウイルス、また治療に用いる人工材料に対して、“如何にして抗い、共存し、時に利用するか”、ということについて、
応用生物学、公衆衛生学、統計学および医学の専門家をお招きし講演が行われました。
前半は、学内講師から、工学部応用化学科の古賀雄一 先生が、応用生物学の観点から高温環境で生存できる微生物から単離された“世界で一番熱に強いタンパク質分解酵素”の解説と公衆衛生・医療分野への応用展開について紹介されました。
続いて、獣医学部獣医学科の畑明寿 先生が、公衆衛生の観点からヒト、動物と環境を含めた統合的な“ワンヘルス”の概念の紹介と、これに基づいた薬剤耐性菌の調査に関する研究の解説をされました。
さらに、フロンティア理工学研究所の牧祥 先生は、統計・データマイニングの観点から“薬剤耐性菌の耐性化に関する新しい知見”の紹介をされました。
後半は学外講師から、愛媛大学大学院医学系研究科の坂上倫久 先生が、医学・細胞生物学の観点から治療のために“心臓内に埋植した人工弁に対して、どのような生体反応が生じるのか”ということについて最新の研究成果を踏まえて解説されました。
さらに、岡山大学病院心臓血管外科の大澤晋 先生は、医師としての視点を踏まえた、“医療機器の抗菌加工技術の開発”に関して最新の研究開発状況を紹介されました。
各講師のご講演後には、講演会場とオンラインを合わせて、約50名の参加者が活発に講師の先生方と情報・意見交換を行いました。岡山・今治の両キャンパスから新たな共同研究が芽生えそうな予感です。
牧先生の講演の様子
畑先生の薬剤耐性菌のお話し
挨拶する赤司フロンティア理工学研究所長
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セミナーでは、生体にとって異物となる菌やウイルス、また治療に用いる人工材料に対して、“如何にして抗い、共存し、時に利用するか”、ということについて、
応用生物学、公衆衛生学、統計学および医学の専門家をお招きし講演が行われました。
前半は、学内講師から、工学部応用化学科の古賀雄一 先生が、応用生物学の観点から高温環境で生存できる微生物から単離された“世界で一番熱に強いタンパク質分解酵素”の解説と公衆衛生・医療分野への応用展開について紹介されました。
続いて、獣医学部獣医学科の畑明寿 先生が、公衆衛生の観点からヒト、動物と環境を含めた統合的な“ワンヘルス”の概念の紹介と、これに基づいた薬剤耐性菌の調査に関する研究の解説をされました。
さらに、フロンティア理工学研究所の牧祥 先生は、統計・データマイニングの観点から“薬剤耐性菌の耐性化に関する新しい知見”の紹介をされました。
後半は学外講師から、愛媛大学大学院医学系研究科の坂上倫久 先生が、医学・細胞生物学の観点から治療のために“心臓内に埋植した人工弁に対して、どのような生体反応が生じるのか”ということについて最新の研究成果を踏まえて解説されました。
さらに、岡山大学病院心臓血管外科の大澤晋 先生は、医師としての視点を踏まえた、“医療機器の抗菌加工技術の開発”に関して最新の研究開発状況を紹介されました。
各講師のご講演後には、講演会場とオンラインを合わせて、約50名の参加者が活発に講師の先生方と情報・意見交換を行いました。岡山・今治の両キャンパスから新たな共同研究が芽生えそうな予感です。