2024.03.22更新理大レポート [岡山キャンパス]
卒業生・修了生を代表して謝辞を述べる岡さん
保護者も含め3000人以上が出席した学位記授与式
卒業生・修了生の代表に平野学長から学位記が授与されました
式辞で「変化を恐れず前向きにチャレンジしてほしい」と述べる平野学長
岡山キャンパスでは、学部・研究科などの代表に平野博之学長から学位記並びに修了証書が手渡されました。
続いて平野学長は式辞で、コロナ禍を乗り超えてこの日を迎えた学生たちの努力をたたえるとともに、平野学長の担当科目である「熱力学」という分野から「エントロピー増大の法則」を引き合いに出し、「新しい環境に適応することは難しい。しかし孤立したエントロピーは常に増大するように、唯一無二の個を持っている皆さんには変化を恐れず、主体的に社会の中で自分の場所を切り拓いてほしい。不安や困難がある中でも、可能性を信じて前向きに進んでほしい」と強調。「本学で学んだこと、経験したことをいつまでも忘れず、感謝の気持ちを心に留めて人生を歩んでほしい」との言葉を贈りました。
これに対し、卒業生・修了生を代表して、工学部電気電子システム学科の岡未優菜(みゆな)さんがコロナ禍に触れ、「新たな大学生活の期待より大きな不安から始まった」としながらも、「制限された日々の中で、多くの友人や先生方のおかげで、今こうして卒業を迎えられることだと思います」とし、「岡山理科大学で学び、過ごした日々に誇りと自信を持ち、ここで得た経験を生かし、より広く社会へと還元できる人間になることをめざして精進していきます」と謝辞を述べました。
式終了後は会場周辺のあちこちで、恩師や友人たちと記念写真を撮って別れを惜しむ姿が見られました。