2024.03.04更新理大レポート [岡山キャンパス]
講演前にあいさつをする南副学長
講師の荻原教授
講演に聞き入る参加者
絵巻観察にも多くの参加者の姿がありました
荻原教授から詳しい説明を受ける参加者
貴重な絵巻を写真に収める参加者も
今回のテーマは「国宝「源氏物語絵巻」で読む『源氏物語』」。講師は教育学部初等教育学科の荻原桂子教授で日本が世界に誇る恋愛小説「源氏物語」について講演しました。
この日の講座は講演と絵巻観察の2部構成。まずはメインイベントの講演会。市民公開講座の開講にあたって南善子副学長が「今年度最後の市民公開講座です。楽しみながら学んでもらえれば」とあいさつしました。
講演では荻原教授が「源氏物語」の読み方や絵巻成立の背景について説明。「源氏物語は50代を過ぎると本当の魅力が分かってくる。物語は長いが、人間関係を紐解きながら読み進めると面白い」と源氏物語の魅力について披露しました。
また、第40帖の「御法」についても詳しく解説。光源氏の妻である紫の上が病に倒れ、その最期を描いた話であり、最も好きな帖であると話していました。さらに「朗読者によって、大きく変わる。まずは現代語訳の朗読を聞いてみては」とお薦めの朗読者について説明しました。
その後、参加者は講義室を移動し絵巻観察へ。講義室に並べられた絵巻を見ようと多くの参加者が足を運んでいました。
岡山市から参加した男性は「とても勉強になった。まずは現代語訳からチャレンジしてみたい」と話していました。