岡山理科大学について
大学概要
理大のビジョン
目的とポリシー
大学の取り組み
将来構想
情報公開
施設・サービス
オリジナルストーリー
学部・大学院
学部
大学院
留学生別科
機構
科目等履修生・研究生・特別研究生
デジタルパンフレット
通信教育部 NEW!
入試情報
教育・研究
教育・研究
学内見学・中高大連携
出張講義
教員データベース
OUS研究者ナビゲータ
岡山理科大学紀要
岡山理科大学教育実践研究
学生生活
キャンパスライフ
おかりかあるある
アクセス
お問い合わせ・資料請求
お問い合わせ
資料請求
mylog
在学生の方へ
保証人の方へ
卒業生の方へ
企業の方へ
ご支援をお考えの方へ
AED設置場所
日本語
English
中文(繁体)
中文(簡体)
MENU
お問い合わせ
検索する
オリジナルストーリー
山の寺子屋
新学科構想
パンフレット
入試特待生・奨学生制度
閉じる
NEWS&TOPICS
HOME
NEWS&TOPICS
バードストライク防止で関西3空港に「バードソニック」試験設置
バードストライク防止で関西3空港に「バードソニック」試験設置
2024.03.01更新
理大レポート
バードソニックを設置する辻教授
理大の研究力で日本の空の玄関口を守る!
岡山理科大学教育推進機構の辻維周(まさちか)教授が開発に協力している高周波音による鳥獣害抑止装置「バードソニック」が3月1日、航空機へのバードストライクを防ぐため、関西国際空港など関西3空港に試験設置されました。3空港を管理する関西エアポート株式会社は「今後1年間検証し、効果を見て本格的に設置したい」としています。
設置したのは関西国際空港(関空)と大阪国際空港(伊丹)、神戸空港。関空では2本の滑走路のうちA滑走路(長さ3,500㍍、幅60㍍)の中央付近海側に100㍍の間隔で2基設置。1基につきスピーカーセットが4つずつ方向を替えて取り付けられています。各スピーカーからは上下左右各100度の範囲で、150~200㍍到達する高周波が、“慣れ”に対応するためさまざまなパターンで発射されるため、辻教授は「この2基で広範囲にわたって鳥の飛来を抑止できるはず」としています。
伊丹と神戸にも同様に滑走路中央付近の滑走路わきに2基が設置されました。
この日、関空では辻教授と、装置を開発した山梨県の自動車部品メーカー「T.M.WORKS」の渡邊孝夫さんが、滑走路の中心から約150㍍離れた緑地帯に鉄製の支柱を立てて、電源用のソーラーパネル、バッテリー、バードソニック本体とスピーカーなどを手際よく取り付けていきました。頻発するバードストライクは日本の空の玄関口の安全に直結する問題だけに、大勢の報道関係者が取材に詰めかけました。
関西エアポートによると、鳥がエンジンに衝突するなどするバードストライクは2023年度(2月23日まで)に関空で22件、伊丹で18件、神戸で9件発生。重大事故にもつながりかねないだけに、空砲や爆音機で鳥を排除していますが、担当者は「人間がパトロールするにも限界があり、アイデアを模索していた。他空港(萩・石見、喜界島、屋久島)で効果を上げていると聞いたのでバードソニックの試験設置を決めた。省力化が図れ、より強い対策として期待している」としています。
辻教授によれば、バードソニックの周波数帯は10㌔㌹~30㌔㌹で調整。鳥の種類によって効果が違うため、当面はシギ、ヒバリに合わせているそうです。辻教授は「効果が出るまで1週間から1カ月は必要。少しずつ減らしていって8割から9割の抑制を狙っている」と話しています。
バードソニックのスピーカーを取り付ける辻教授(手前右)と渡邊さん
報道陣の取材を受ける辻教授
一覧に戻る
理大の研究力で日本の空の玄関口を守る!
岡山理科大学教育推進機構の辻維周(まさちか)教授が開発に協力している高周波音による鳥獣害抑止装置「バードソニック」が3月1日、航空機へのバードストライクを防ぐため、関西国際空港など関西3空港に試験設置されました。3空港を管理する関西エアポート株式会社は「今後1年間検証し、効果を見て本格的に設置したい」としています。
設置したのは関西国際空港(関空)と大阪国際空港(伊丹)、神戸空港。関空では2本の滑走路のうちA滑走路(長さ3,500㍍、幅60㍍)の中央付近海側に100㍍の間隔で2基設置。1基につきスピーカーセットが4つずつ方向を替えて取り付けられています。各スピーカーからは上下左右各100度の範囲で、150~200㍍到達する高周波が、“慣れ”に対応するためさまざまなパターンで発射されるため、辻教授は「この2基で広範囲にわたって鳥の飛来を抑止できるはず」としています。
伊丹と神戸にも同様に滑走路中央付近の滑走路わきに2基が設置されました。
この日、関空では辻教授と、装置を開発した山梨県の自動車部品メーカー「T.M.WORKS」の渡邊孝夫さんが、滑走路の中心から約150㍍離れた緑地帯に鉄製の支柱を立てて、電源用のソーラーパネル、バッテリー、バードソニック本体とスピーカーなどを手際よく取り付けていきました。頻発するバードストライクは日本の空の玄関口の安全に直結する問題だけに、大勢の報道関係者が取材に詰めかけました。
関西エアポートによると、鳥がエンジンに衝突するなどするバードストライクは2023年度(2月23日まで)に関空で22件、伊丹で18件、神戸で9件発生。重大事故にもつながりかねないだけに、空砲や爆音機で鳥を排除していますが、担当者は「人間がパトロールするにも限界があり、アイデアを模索していた。他空港(萩・石見、喜界島、屋久島)で効果を上げていると聞いたのでバードソニックの試験設置を決めた。省力化が図れ、より強い対策として期待している」としています。
辻教授によれば、バードソニックの周波数帯は10㌔㌹~30㌔㌹で調整。鳥の種類によって効果が違うため、当面はシギ、ヒバリに合わせているそうです。辻教授は「効果が出るまで1週間から1カ月は必要。少しずつ減らしていって8割から9割の抑制を狙っている」と話しています。