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第38回宇宙線国際会議ICRC2023で、宇宙ガンマ線観測実験(GRAINEプロジェクト)の2023年気球フライトの予備実験について報告

2023.08.23更新学科レポート

第38回宇宙線国際会議ICRC2023で、宇宙ガンマ線観測実験(GRAINEプロジェクト)の2023年気球フライトの予備実験について報告

 大学院理工学研究科 修士課程 自然科学専攻 宇宙地球科学コース1年生の秋田 将利さん(指導教員伊代野教授)が、 7月26日から8月3日に名古屋大学で開催された第38回宇宙線国際会議(ICRC2023)に参加して、ポスター発表を行いました。対面開催が4年ぶりとなるICRC2023は、オンサイトで1100名、オンラインで350名が参加する過去最大の宇宙線国際会議でした。参加者の1/4が日本人で、圧倒的に国外からの研究者が多かったICR2023でした。
 秋田君は7月29日と31日にポスター発表を行い、世界各国の研究者と意見交換を行いました。秋田君は、パルサーや銀河中心、銀河面からの宇宙ガンマ線を原子核乾板で観測するGRAINE実験(PI:神戸大学青木茂樹教授)に参加し、検出器内で宇宙ガンマ線に電子・陽電子対生成を起こさせ、その電子飛跡をとらえる原子核乾板コンバーターの解析を担当しています。今回は、2023年4月30日から5月1日に24時間のフライトに成功した気球実験(神戸大学プレスリリース名古屋大学プレスリリース)の事前試験として行った2022年のコンバータ輸送試験の結果を報告しました。
今後は、宇宙線原子核成分の同定についても研究を進めていく計画です。