2021.10.13更新研究施設レポート
赤ワイン熟成用のオーク樽。新樽が並んでいます
岩瀬氏(代表取締役)からのご挨拶
貴重な、樽の燻蒸作業を実演していただきました
ブドウ畑は管理が行き届いており、すっきりしてます
実習では、プロジェクトを受講し始めたばかりの1年生たちが、ワイナリーの醸造設備とブドウ畑の見学を行いました。
最初に、代表取締役の岩瀬吉晴氏より、挨拶を頂きました。続いて、技術者の方からワインの成分や製造方法の概要と、日本におけるワインブームの隆盛についてお話を頂きました。
施設見学では、ワインの製造に欠かせない、除梗・破砕機、搾汁機(空気圧式圧搾機)について、試運転を行いながら仕組みについて解説していただきました。今回は、ワイン用のオーク樽についても見せていただきました。樽の燻蒸では、火をつけた硫黄棒を樽の内部に吊るして二酸化硫黄ガスを充満させ、微生物の成長を防ぐ処置を実演していただきました。
見学の後半には、マスカット・オブ・アレキサンドリアを栽培するブドウ畑を見学しました。ハウス内のブドウの木は、きれいに整枝され、見事なH型に仕立ててあります。畑には、“二番成り”と呼ばれる、遅れて熟する小さな果房がところどころ残っています。味見をしてみると、酸味がほとんど落ちて、甘みだけが残っていました。
実習の終了後は、ワイナリーの売店で「まるごと!マスカットソフト」などを楽しむ受講生も・・。産地直売のスイーツは、美味だったことでしょう。