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熱ショックタンパク質が大動脈硬化症に与える影響を明らかにした研究結果が、英国科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました

2021.04.02更新学科レポート
[臨床生命科学科]

熱ショックタンパク質が大動脈硬化症に与える影響を明らかにした研究結果が、英国科学雑誌「Scientific Reports」に掲載されました

 橋川直也准教授、橋川成美准教授らの研究グループは、熱ショックタンパク質(HSP)が大動脈硬化症の進行に大きな影響を与えることを明らかにしました。

 HSPは、温浴などにより発現が増加することが知られているタンパク質です。動脈硬化モデルマウスにおいて、大動脈に粥腫ができる前(若いマウス)に熱ショックタンパク質の発現を増加させると、大動脈において細胞接着分子の発現が減少し大動脈硬化症の進行が抑制されました。逆に大動脈に粥腫ができた後(年老いたマウス)に熱ショックタンパク質の発現を増加させると、炎症が悪化し大動脈硬化症の進行が促進されることが明らかになりました。

 本研究成果は2021年3月29日午後7時(日本時間)、英国の科学雑誌「Scientific Reports」(Nature Publishing Group)に掲載されます。
 本研究はJSPS科研費(19770154)の助成を受けたものです。