アクションプラン・2020年度事業計画

アクションプラン・2020年度事業計画

岡山理科大学 2020年度事業計画の策定にあたって
 

 本学では、各年度の事業計画を「アクションプラン(5年間の中期目標・中期計画)」を進捗管理するためのツールとして活用しています。5年(2017~2021年度)の中間点となる昨年度末には、部会ごとにアクションプランの中間評価を実施しました。全般的に見れば、ほぼ順調な達成状況であると言えます。
 今年度は7年ごとの認証評価(第3期)を受審する年にあたっています。そのため、この3月末に本文112頁から成る「点検・評価報告書」を大学基準協会に提出しました。大学基準協会では第3期の評価の方向性として、①「内部質保証システムの構築を目指す評価(第2期)」から「内部質保証システムの有効性に着目する評価(第3期)」へと、これまで以上に内部質保証を重視、②教育条件整備の適切性(インプット)だけでなく、目的達成のための取り組みの有効性とその成果(アウトカム)も重視、③学長を中心とした教学マネジメントが機能しているか、全学的観点による自己点検・評価を重視、の3点を挙げています。いずれも難易度の高い課題ですが、本学ではこの3年間「内部質保証システムの確立」をひとつの柱に掲げて実践してきたので、ある程度実質を伴う対応ができたのではないかと思っています。
 今年度の事業計画の最重要施策は以下の3項目です。いずれも本学の将来に関わる大きなテーマです。 

(1)トータルキャリアポートフォリオ(TCP)の導入とアドバイジング機能の強化 
 今年度の新入生から導入するTCPでは、自分が「将来どうなりたいのか」、種々の能力について目標を掲げ、それを継続的に自己管理するという方式を採用します。蓄積された記録と適性検査などの外部テストにより、自分の「強み」がどこにあるのか認識することができ、就活における企業とのマッチングにも活用できます。TCPを軌道に乗せるために、学科のチューターと緊密に連携できる全学的なアカデミック・アドバイジング体制を早急に構築します。


(2)基盤教育の本格稼働に向けたマネジメント体制の確立 
 今年度に基盤教育に関わる一部の科目(「こころ豊かに生きる科目」6科目)を先行導入し、次年度から完全導入します。教育推進機構において基盤教育のマネジメント体制を確立して、各授業科目にふさわしい授業内容・方法の開発、授業担当者の決定など実務的な準備を進めます。 

(3)受験生目線を優先させた学部・学科改組案の確定
 昨年度、アクションプランに「受験生目線を優先させた学部・学科改組」を追記しました。改組の方向性は、①受験生にとって分かりやすい学部・学科のラインナップ、②時代の趨勢に合った分野の学部・学科の拡充または新設です。昨年12月に立ち上げた3つのワーキンググループの答申を踏まえて改組案をまとめ、10月に文部科学省に事前相談し、2022年度に新しい学部・学科を発足させる予定です。

 

岡山理科大学 学長 柳澤 康信