岡山理科大学の将来構想

西日本初の理学部単科大学として1964年に開学した岡山理科大学は、工学部、総合情報学部、生物地球学部、教育学部、経営学部、さらには獣医学部とフィールドを広げ、7学部21学科1コースを擁して、私学では中四国最大規模の総合大学に発展してきました。
この間、情報技術(IT)はかつて想像ができなかったほどの大変革を社会にもたらし、ライフサイエンス分野の研究は著しく進展しています。こうしたニーズに応えるため、この二つの分野を軸に、情報理工学系と生命科学系の学部を新設するとともに、既存学部・学科を整備し直して、より一層のステップアップを目指すという将来構想を描いています。
重点的に育成していくのはこんな人材です。
- 情報技術及びそれを利用する機器を組み合わせた技術の発展、そしてその分野に関わる技術者
- 生命科学に基づくバイオテクノロジーに習熟した技術者、医療技術に関わるスペシャリスト
- 理工系人材を生むために必要な科学的知識・技能・思考力を身につけた教員等の教育人材
新学部設置により、「ひとりひとりの若人が持つ能力を最大限に引き出し、技術者として社会人として、社会に貢献できる人材を養成する」とする建学の理念、さらにこの理念をベースに「学生の成長に主眼を置く人材育成拠点」を目指して策定した「ビジョン2026」に沿った人材育成方針が具現化されます。
受験生にとっても分かりやすく、時代の趨勢をがっちりとつかんだ教育・研究体制を強化していくことで、多彩な研究力を誇る理大の魅力が、さらに輝きを増していくと確信しています。
理系2学部を新設
8学部1コース体制で、教育力・研究力を更に強化
情報技術、生命科学のスペシャリストを実現するために「情報理工学部」と「生命科学部」を新設し、新たに学部・分野横断型の「アクティブラーナーズコース」を2022年4月にスタート、新設学部・コースの体制は次の通りです。
情報理工学部
新たな社会を担う人材養成を目指し、データ分析、情報システム開発、情報と機械を組み合わせたシステム設計など知識と技術を合わせ持つスペシャリストを育成していきます。コンセプトは「情報技術を核として人間の機能拡張を教育研究する」。1学科体制に5つのコースで構成します。情報理工学科
- コンピュータサイエンスコース
- AI・データサイエンスコース
- デジタルゲーム・メディアコース
- AIロボティクスコース
- メカトロニクスコース
当初予定していた医療技術学科については、現在の理学部臨床生命科学科・臨床検査学コース、工学部生命医療工学科・臨床工学コースにおいて、医療系資格取得に向けた教育を強化することで対応します。
生物科学科
- バイオサイエンスコース
- 生物生産コース
- コスメ・食品コース
- 環境科学コース
- 医用生物学コース
アクティブラーナーズコース
岡山キャンパスの全学部から自分に合った授業科目を自由に履修し、自らの学びを設計する新しいタイプの教育コースです。生涯にわたり自律的に行動し、自立した技術者・社会人として社会で活躍できる人材を育成します。
