カリキュラムポリシー(経営学部)2021年度以前

カリキュラムポリシー(経営学部)2021年度以前

経営学部カリキュラムポリシー

 経営学部の教育課程は、基盤教育科目と専門教育科目から構成し、基盤教育科目は、全学共通の方針に基づき、社会人として必要な幅広い基盤的教養を身につけ、専門教育科目と併せて、学生の資質向上に寄与するものとして配置する。
 学位授与の方針に掲げる基準を達成するため、専門教育科目として、3つの専門研究領域「マーケティングと戦略」、「データサイエンスと情報活用」、「制度と文化」を教育課程の中心とする。これを受け、高度な専門性とグローバルに活躍できる能力を伸ばすアクティブ・ラーニング型の「実践型ビジネス・プログラム」と「演習」によって、より実践に役立つ知識や技術の教育とマネジメント能力を養成する。
 

  • 専門教育科目

 専門教育分野の基礎として、「基礎Ⅰ類、基礎Ⅱ類、基礎Ⅲ類」を1年次春学期に配置し、3つの専門研究領域の基礎的概念を学ぶ。これらの類の科目では、幅広い本学科の講義の体系と概要を理解させることを意図している。教育にあたっては、講義と内容理解を深めるための課題を適切に組み合わせ、自発的学習を促すべく工夫を行う。
 「マーケティングと戦略」の科目群は、企業等の組織体がいかに運営されているか理解し、効率的・効果的運営のための理論を学ぶとともにマネジメント能力を養うことを目的に設置し、1年次秋学期から3年次を通じて体系的に配置する。教育にあたっては、講義と内容理解を深めるための課題を適切に組み合わせ、自発的学習を促すべく工夫を行うとともに、最新のニュースを講義で取り入れ現代社会との接点を示すなどして知識・理解の定着を図る。
 「データサイエンスと情報活用」の科目群は、著しい進歩を遂げた情報ツールを活用したマネジメント手法を理解するとともに、データから知識を取り出すデータ分析能力および情報ツールを活用した問題解決能力を養うことを目的に設置し、1年次秋学期から3年次春学期を通じて体系的に配置する。教育にあたっては、コンピュータを積極的に活用し、実用的かつ実践的技能を身につけることができるよう配慮する。
 「制度と文化」は、「社会と制度」と「歴史と文化」の科目群から構成され、地域社会活性化のためのマネジメント能力を養うことを目的に設置し、1年次秋学期から3年次春学期を通じて体系的に配置する。国内外の地域が抱える諸問題を理解し、経済政策、法律、政治による解決法を学ぶとともに、社会活性化のための情報共有・情報発信についてのマネジメントを習得する科目を配置する。教育にあたっては、講義と内容理解を深めるための課題を適切に組み合わせ、自発的学習を促すべく工夫を行うとともに、最新のニュースを講義で取り入れ現代社会との接点を示すなどして知識・理解の定着を図る。
 以上の専門教育科目については、客観的な知識・理解の指標に加えて学修の成果物等を総合的に評価することにより教育課程編成方針を継続的に評価・検討する。
 

  • 「実践型ビジネス・プログラム」、「演習」、「卒業研究」

 「実践型ビジネス・プログラム」は、社会人として必要となる諸能力を養うとともに、ビジネスにおける専門性を備えさせるための科目群であり、1年次秋学期から3年次を通じて配置する。教育にあたっては、講義と内容理解を深めるための課題を適切に組み合わせ、自発的学習を促すべく工夫を行うとともに、情報機器を活用し社会人基礎力となる情報収集スキルやプレゼンテーションスキルなど、実用的かつ実践的技能を身につけることができるよう配慮する。
 「演習」は、1年次から4年次を通じて少人数教育によるアクティブ・ラーニング形式で推進する科目群である。1年次演習の「基礎教養ゼミナール」、2年次演習の「プロジェクト研究」では、社会人の基本として必要とされるコミュニケーション能力を養成するとともに、参加型・課題解決型授業を通してプレゼンテーション技術を身につけることを目的としている。3年次演習の「イノベーション・ラボⅠ、Ⅱ」では、企業や地域社会が抱える問題を解決する経験を通じて、講義で学んだ知識の実践活用能力を養成することを目的としている。教育にあたっては、1年次から3年次までの「演習」では、課題設定と課題解決のための情報収集と分析・考察、提案までのプロセスを、グループ学習を通して学び、自ら推進する能力を身につけることができるよう配慮する。
 以上の科目については、グループ学習における議論および客観的な知識・理解の指標に加えて学修の成果物等を総合的に評価・検討することにより、教育課程編成方針を継続的に評価・検討する。
 4年次演習の「卒業研究」では、各自が専門分野の知識と技能を深めるとともに、自らの問題意識で物事を解明する能力を向上させ、社会人としての実践的能力を身につけることを目的としている。
 この科目については、卒業研究発表・論文を総合的に評価することにより教育課程編成方針を継続的に評価・検討する。