カリキュラムポリシー(生命科学部)

カリキュラムポリシー(生命科学部)

生命科学部カリキュラムポリシー

 生命科学の基礎分野と農学や環境、医学分野などの応用生物的な知識と技術を習得した人材、現代の社会構造が抱える超高齢社会、環境変動と食糧生産など生物科学分野が果たすことが求められる役割について、情報収集や積極的な意思や自主的な行動ができるような人材の育成を行うことを目標とし、全学共通の基盤教育科目(ライフ・キャリアデザイン系科目、人間・社会科学系科目、科学技術系科目、外国語系科目、ブランド系科目)と学部の専門教育科目(「基礎科目」「共通専門科目」及び5つの「コース専門科目」の科目区分を設定している。また、主に教員養成を目的とした「専門関連科目」「教員養成プロジェクト関連科目」を設定している。

 4年間を通じて基盤教育科目において社会での活躍に必要とされる教養と異文化理解のための幅広い知識を身につける科目を履修する(A.知識・理解)。さらに大学における専門的な分野の学びへの導入と適応を図る科目である「基礎科目」と1年次秋学期から配置する「共通専門科目」で、生物科学科全般に必要とされる基礎的科目を修得する。さらに情報倫理や生命倫理についても理解する。基盤教育科目と生物科学の基礎を並行して履修することで専門的な生物科学分野に関わる社会的な問題点を見つけ、その解決策を提案する力を修得する(B.思考・判断・表現)。これらを実行する技能を学ぶ意欲が涵養される。

 2年次秋学期から3年次には生物科学科を特徴付ける専門性の高い「コース専門科目」を配置する。コース専門科目には「バイオサイエンスコース専門科目」「生物生産コース専門科目」「コスメ・食品コース専門科目」「環境科学コース専門科目」「医用生物学コース専門科目」を配置し、配属コース科目だけでなく広い専門性を持った人材養成のため、他コースの専門科目も含め横断的に修得する。様々な生物科学分野の専門科目を修得することにより、生物科学分野の諸問題に関心を持ち、社会に貢献するための主体性や協調性を身につける。さらに外国語系科目や専門英語などを通して国際的な視野を身につける(C.関心・意欲・態度)。

 4年次には各コースに配置された研究室において「卒業研究」を履修することにより、これまでの知識を研究の場に活かし、課題をもって研究室において毎日研究に取り組むことにより、得られた結果や生じた問題点に向き合い、論理的な考察を加えて説明する力を養う。研究倫理についても理解する。また、卒業研究に含まれる発表会やセミナーなどを通して人に伝える力や表現する力を養う(D.技能)。