留学体験レポート12(第7報)

留学体験レポート12(第7報)

フィリピン
マニラ・セブ島

岡 小百合(おか さゆり)

理学部 臨床生命学科3年
留学先 Palette・CEGA
留学期間 2019年12月~2020年3月

第7報

NPOでの活動を通じて社会貢献について考える

 留学⽣活が終わり⽇本へ帰ってきました。帰国までの1週間は毎⽇問題が⼭積みでした。帰る予定だったフライトはある⽇突然キャンセルになってしまい、セブの⽇本⼈会と領事館が働きかけチャーターしていただいたチャーター機で帰国することになりました。フィリピンのコロナ患者はマニラに多くおり前にいたマニラの学校は無期限休校で、街単位で閉鎖されてしまいました。そういう話を友達から聞くと悲しい気持ちになります。そんな状態なのに関わらず、私の帰国の⼼配をしてくれました。その時は優し過ぎて涙が出そうでした。⾒慣れたフィリピンの景⾊とのお別れをしましたが、⽇本についてそこにココナッツの⽊がなく、綺麗な街並みを⾒たときに悲しさを感じました。



 まだそこまでコロナの問題が⼤きくなかった頃、再定住地に⾏ってきました。再定住地とは⾏政による強制⽴ち退きを受けた⼈たちが暮らす場所です。前回違法スラムとスラムの違いを書かせていただきましたが、違法スラムは時々強制⽴ち退き命令を受けます。
 今回⾏かせていただいた場所は、もともとはセブ市に住んでいた⼈たちで強制⽴ち退き命令が出てしまい今の⼟地で暮らしているそうです。⾏政が指定する⼟地のほとんどは⼭であることが多く、今回の再定住地も⼭の中でした。景⾊や空気はよく綺麗な場所だと感じました。⼭での⽣活は⽔の確保が難しかったり、仕事場までが遠かったりするようです。集落に⾏くまでの道はかなり急なためトライシクルを使う必要があり、荷物を持った状態だとかなり⼤変だそうです。ここに住んでいる⼈に話を聞かせていただきましたが、⼤変な⾯もあるがここでの暮らしに満⾜していると答えている⽅が多かったです。

<フィリピンの⾷べもの>
 ⾷事が気になっている⽅も多いと思います。フィリピンでは料理に醤油や味の素、コンソメなどが使われます。そのためフィリピン料理⾃体の味付けは⽇本と似たものもありました。ですが、フライパンの性能がよくないため油を多く使います。私たちの感覚で料理をする様⼦を⾒ていると、焼いているというよりは揚げている感じに⾒えます。⽇本料理と⽐べると油っこいものが多いかもしれません。味付けが似ている料理もあれば、似ていない料理もあることが興味深いです。
 中には説明ができない味の料理も存在していますが、いくつか紹介したいと思います。

☆シニガン

 シニガンの⾒た⽬は普通のスープですが、実は酸っぱいスープです。スープなので豚⾁などのバージョンもあります。タマリンドというフルーツのパウダーを使っているので酸っぱい味になっているそうです。

☆カレカレ

 カレカレはピーナツバターで味付けをするスープです。フィリピン⼈にどう説明すればいいか聞きましたが、これは説明できないと⾔われてしまいました。⽢くもなく苦くもなく酸っぱくもない説明の難しい⾷べ物です。⾒た⽬はカレーのようですが、⾟くもないので本当に不思議です。

☆バロット

 これは少し成⻑した卵を茹で卵にしたものです。どれくらい成⻑させるによって中に⼊っている⾚ちゃんのサイズが変わります。⼩さいと⾷べることができますが、⼤きいと⾷べるのが難しくなります。納⾖のようにフィリピン⼈でも好き嫌いの分かれる⾷べ物です。バロットは茹で卵のように⾷べます。中に溜まっているスープがおでんのダシのような味がするので美味しいです。


【まとめ】
 このほかにも美味しいフィリピン料理はたくさんあります!今は世界中でコロナが問題となり海外に⾏ける状態ではありません。こんな時だからこそ美味しい話題をお届けいたしました。
 4ヶ⽉フィリピンで⽣活し、ボランティア活動をする中で多くのことを学びました。フィリピンは⽇本と同じ島国です。多くの島からなっています。島ごとに⽂化、⾔語、料理の味付けも違います。⽂化の違いが私にとってとても⾯⽩かったです。英語に慣れ、少しずつ使えるようになるにつれ⾃分が知りたいことを聞けるようになりました。最初は相⼿からの返事が難しく理解できないこともありましたが少しずつ理解できるようになりました。⽂化交流はお互い学び合えるのでよかったと思います。留学中はフィリピン⼈のフレンドリーさに本当に助けられました。全員に当てはまるものではないかもしれませんが、ホスピタリティー溢れる⼈がいっぱいでした。もし⾃分が留学を諦めていたら、経験できなかったこともいっぱいあります。物が溢れている⽇本で物があることへの感謝はなかなか感じにくいのではないでしょうか?物が⼗分になくても幸せに暮らせるそういう環境はフィリピンに⾏かなければ経験できなかったことだと思います。どんなことに⾃分が興味を持っているのか、どんな時に⾃分が⼼躍るのかそういうことに気づくことができました。

 フィリピンへ留学に⾏った私が⾔えることは“フィリピンはいい国だ”ということです。フィリピンは発展途上国で怖いというイメージがあるかもしれませんが実際に暮らして怖い⽬には遭いませんでした。多少の注意は必要かもしれませんが、留学費⽤も安く済ませられることもおすすめです。私は都会の街に⾏くよりも⽥舎の街に⾏った⽅が現地の⼈と仲良くなれると感じました。コロナの問題が終結を迎え、もし海外に興味のある⽅がいたら是⾮勇気を持って⾏ってみてください。
 

第6報

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