留学体験レポート12(第4報)

留学体験レポート12(第4報)

フィリピン
マニラ・セブ島

岡 小百合(おか さゆり)

理学部 臨床生命学科3年
留学先 Palette・CEGA
留学期間 2019年12月~2020年3月

第4報

NPOでの活動を通じて社会貢献について考える

 フィリピンに到着して8週間、今⽇はマニラ⽣活最後の⽇です。
⽇本⼈も毎⽇送ってくれたトライシクルのフィリピン⼈ともお別れと考えるとなかなか感慨深いものがあります。2ヶ⽉はあっという間だったけれど濃密な時間でした。感覚としては2ヶ⽉前が⼀年前のようです。同じ語学学校に通う仲間は休学している⼈も多く、⻑期でいる⼈が⽐較的多めなので私ももっといたかったなと感じています。
 先⽇フィリピン⼈の家に訪問させていただきフィリピン料理の作り⽅をいくつか習った後、お話を聞きました。
フィリピン料理はフィリピン⼈のシェリーからアドボとシニガンの作り⽅を教えてもらいました。写真は野菜の下準備の様⼦です。アドボは豚を⽢⾟く煮た料理で、シニガンは酸っぱいスープで様々なバリエーションがあります。今回は豚と野菜を⼊れて作りました。

 

フィリピンの状況や私たちが感じた疑問に答えていただきました。その⼀部を公開いたします。
シェリーは今主婦をしながら、オンラインで物を売っているそうです。



質問内容
フィリピンで今深刻問題なことはなんですか?

1つ⽬はタール⼭の噴⽕です。タール⼭周辺の⼈びとは避難を余儀なくされ、今住む家をなくしているからフィリピン政府にしっかり救済措置をとっていただきたいと感じています。⽕⼭灰の影響も⼼配だが、マスクなどが不⾜している状況があり対策があまり取られていないようです。

2つ⽬は景気が良くなり賃⾦が上がると同時に物価が上昇していることです。物価が上昇するとより貧富の差によって物が買える⼈と買えない⼈が出てきてしまうので問題視しています。

3つ⽬は雇⽤の問題です。フィリピンでは正社員として働く前に6ヶ⽉間試⽤期間があります。試⽤期間が終わってしまうと正社員になり簡単にはやめさせられなくなります。これは労働者を守るためにできた規則ですが、簡単にやめさせられなくなることを雇⽤主が危惧して正社員として雇うことを難しくしているようです。実際この試⽤期間を終えた後に正社員になれる⼈はかなり限られており、労働者を守るための規則が逆に労働者が安定した⽣活をさせにくくしているということが起こっています。

あなたの今後の夢はなんですか?
幸せであればいいです。お⾦持ちでもなく貧困でもなく普通の⽣活が送られることが1 番⼤切だと思っています。
他にも⾊んな質問に答えていただきました。フィリピンの政治のこと、⽂化のことたくさん聞けてとても貴重な経験になりました。



 前回も取り上げましたが、⽇本語授業は全部で4回させていただきました。最終⽇は友達の調⼦が良くなかったため、代わりに私が授業することになりました。他のクラスはアシスタントとして参加していたので私のことを知っている状態で授業できたのが良かったです。アクティビティーの時間にはカルタをして楽しんでもらえました。ひらがなはまだうろ覚えなので、みんなが知っている“みみ”や“さくら”が1 番盛り上がっていました。
 
 最初の頃は緊張して全然楽しむ余裕もありませんでしたが、回数を重ねるうちに気持ちに余裕が出てきました。他⽂化を知ることでマーケティングに活かすことを⽬的としています。SEEDの学⽣は⽇本が好きな⼦もいてクラスの習熟度にばらつきがありますが、アクティビティーをすることによって楽しみながら勉強できるのでアクティビティーはかなり重要だと感じました。授業をする側になって⾃分が⾔ったことに反応してくれることの⼤切さを痛感しました。⾃分の⺟国語を、英語を使って説明するのはかなり難しかったけれど、私たちが普段使っている⽇本語はかなり難しいのだということも感じることができました。私の授業を受けてくれ、授業運営を⽀えてくれた⽣徒たちに⼼から感謝しています。

 


 左の写真はGKマネージャーで私の友達です。休⽇に⼀緒に旅⾏に⾏ったり、⼀緒にご飯を⾷べたり⽇本語も少し覚えてくれていて⾯⽩い⼈です。英語をもっと喋るために外国⼈がいると“こっちに来い”と呼んでくれて英語を使う機会をくれたり、GKのムービーを⾒せてGKについて説明してくれたりしました。
 右の写真は盛⼤にフェアウェルパーティーを開いていただいた時のものです。先⽣たちが計画してくださり、フィリピンの屋外カラオケで歌った後ご飯をみんなで⾷べました。優しい先生ばかりで、⾊んなことを話して教えてくださいました。最初全然話せなかった時と⽐べると⾃信を持って話せるようになったと感じています。予想以上に思い出をいっぱい作ることができた2ヶ⽉間でした。


【まとめ】
 フィリピン⼈の家に⾏ってシェリーとなかなか聞けない話ができたのはもちろん、フィリピン料理の作り⽅も学べて良かったです。GK Enchanted Farm 内のフィリピン⼈は優しく、名前を覚えてほぼ毎⽇呼んでくれました。⽇本語授業の先⽣とアシスタントをしたことによってちょっとした有名⼈になれて少し嬉しかったです。最初の頃は英語を⼝にすることに抵抗を感じていてまったく話せない⽇が続きましたが、徐々になれGK内に住んでいる⼦供とも交流することもあり、とてもいい経験になったと感じています。GK内という⽴地が私にとって最⾼でした。そこにいる⼈たちが貧困問題に真剣に取り組んでいる姿勢から⾃分にはないものを感じました。セブに移動して今後もたくさんの経験を積みたいと考えています。

 

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