留学体験レポート10(第3報)

留学体験レポート10(第3報)

台 湾
台 北

北橋 歩実(きたはし  あゆみ)

理学部 動物学科4年
留学先 致理科技大学
留学期間 2019年9月~2020年2月

台湾留学体験レポート3

 11月となり、日本と比べるとまだ暖かいといえるかもしれませんがかなり夜は冷え込むようになってきました。一番暖かい服でも寒いと思う時もあるので、日本に帰国した時のことを考えると大丈夫かなと思っているこの頃です。それでは、今月の出来事を紹介していきたいと思います。

 いきなりですが、今月初めU2に行ったので少しご紹介したいと思います。
 


U2
 

 

U2とはどういう店なのか
 個室タイプの映画館で、DVDの本数と時間、そして人数で利用金額が決まります。見た目はカラオケボックスのようで、飲み物や食べ物を注文することができます。個室としては比較的大きなスクリーンと大迫力の音響施設なので、まさにプライベート映画館です。2人だけでなく、グループで利用できる大きな部屋もあるので、子供連れの方にも人気があるそうです。
 
 通常台北の最新作品が見られる映画館は1人300元前後です。そのため、U2を利用するほうが安く、自由に食事もでき、好きな姿勢で見ることができるので映画館ではないU2ならではのよさがあります。



 こちらは、台北芸術大学に行った時の写真です。すがすがしい光景の中に、水牛やサギ、イヌが走り回っていました。

 
また、自動車を改造した芸術作品があり、校内全体がアートに溢れていました。
 




 こちらは、ボランティアで野菜を切った時の写真です。とにかく、切りまくりました。この切った野菜たちは料理をされ、貧しい人たちにあげるそうです。






  ネズミの巣穴を見つけたので観察していると、子供を別の巣に運んでいるようで行ったり来たりしていました。


 

 こちらは、淡水河と基隆河が交わる所に位置する関渡自然公園です。台北市内では珍しい湿地生態が観察できる場所となっています。秋、冬には渡り鳥が北方からやってきて越冬をします。春になって暖かくなると、この鳥たちはまた北へと帰っていきます。そして、トンボ、カエル、カニ、昆虫、ムツゴロウたちが活躍し始めます。




 自然公園には、自然センター、バードウォッチング小屋、河岸生態エリア、カニの観察エリア等の設施があり、子供たちが自然環境の中で干潟の生態を知ることができます。他に、各種イベントも開催されていて、観察、体験を通して自然の美と環境保護の大切さを学ぶことができます。ガイドを頼むと、一般の人では入ることのできないエリアも見学させてもらうことができ、たくさんの鳥や水牛を観察することができました。自然センターのボードには、今月みられる鳥の種類が記入されていました。




 

 留学中に日本のバンドをしているamazarashiのメンバーが台湾にきてライブをするとのことで、行ってきました。 この会場には次の日も訪れる機会があったのですが、明るいときと暗いときに行くのとでは全然違うなと思いました。
 
 台北市内にあって、趣のある建物が立ち並ぶ「華山1914文創園区」は、日本統治時代の酒工場の跡地を絵心豊かに再利用したアート・イベント空間です。1987年に工場が林口に移転して以来1999年までの12年間、ほとんど放置状態にあったこの建物ですが、その放置されていた期間に、台湾の若者たちがこっそり忍び込んで壁画などを描き始めました。その後は、アートやイベントの会場として利用される空間に生まれ変わったのですが、2009年になって、カフェレストラン、ショップ、ライブハウスも加わり、台北一面白い、昔と今が交差するエンターテイメント的な活動の場となりました。今も敷地内には、台湾文化の潮流を引っ張る店舗が現在進行形でどんどん進出中らしいです。






 中国華語の授業ですが、いつの間にか出席をとるときの名前がキャラクター化されていました。欠席している人は色が消えて白黒になります。また、休憩時間はYouTubeの音楽が流れます。パソコンはつないだままですので、丸見えです。


 
 今まで台湾の生の魚は食べていませんでしたが、おすすめされたので食べてみたところ本当においしかったです。普段見かける刺身は色が日本と違っていたりで食べるのは怖かったですが、全部の店がそういうわけではなく美味しいところは美味しいみたいです。

 
 
 台北ではカエルの卵を入れたスイーツが一番人気らしいです。

 本当にカエルの卵が入っているわけではなく、タピオカで作られた黒いでんぷんの固まりであり、見た目がカエルの卵に似ていることから面白半分で呼んでいるらしいです。
 


 
 こちらは結構大きめの観覧車。101や山など遠くから見えていた観覧車はこれだったんだと納得しました

 

 前回入ることができなかった図書館。本を消毒する機械もあったり、DVDやCDを視聴するためのフロアがあったりで、階ごとに自習・漫画フロアや児童書フロア、雑誌・新聞フロアなどにわけられており、しかも1階ごとにすごく広くてびっくりしこちらはました。

 また、DVDは友達や家族と一緒に楽しめるようになっているようで、選べるようです。クッションまで用意されており、みんなくつろぎまくっていました。




 どんな、DVDがあるのかと見て回っていたところかなり多くの日本のDVDがありました。途中噴き出したのが日本では有名な「アンパンマン」。繁体字で「麵包超人」と書かれており、麵包とは日本語で「パン」を意味し、超人はそのまま「スーパーマン」を意味します。確かにそうですが、そのままの意味すぎて笑いました。
 『ワンパンマン』は、中国語タイトルでは『一拳超人』と訳されているらしく、『ワンパンマン』は中国語になっても強そうです。

 他にも、『多拉A梦などがあります。
これは日本の国民的アニメ『ドラえもん』のタイトルです。これは日本語読みの『ドラえもん』に中国語の文字をあてたもの、いわゆる「当て字」の手法を使って付けられたもので、こうしてみていくと日本と同じ名前だったり、違ったりして面白いなと思いました。






 こちらは大学の学園祭です。屋台の人も学生ではなく、外部の人たちがしていたりで、思っていたより祭りみたいになっていました。





 南山福徳宮からみると、101がみえました。最近いろんな場所から101を見ている気がします。遠くからでも山の中から顔を出していたこの神様は、東南アジアで一番の高さで財運の神様として祭られています。
 


 こちらは前回紹介した仙草が入ったデザートです。左が冷たいものでゼリー状になっています。右側のようにあったかいものだとゼリーではなくどろどろの液体です。




 書道をしました。先端まで写真が撮れていなかったのですが、羽の先は万年筆になっていていて、とてもオシャレです。。
 
 書道の時間が終わるころ、先生が学生一人一人に好きな漢字を書いてくれました。私は迷った末、台湾の漢字で難しい漢字をお願いしてみました。読み方は「招財進寶(しょうざいしんぽう)」。意味を尋ねてみると、「財を招いてどんどん宝物になりますように」という意味で、お金と宝が入ってくることを願うもので、縁起物に書いてあったりするらしいです。思っていたよりいい意味でした。言われてみると、この漢字を飾っている店は結構ありました。



 

 チャリティーコンサートに参加しました。2曲しか知っている曲はなかったのですがどの曲もよく、字幕もあったので楽しめました。

 このコンサートには、大企業の社長さんやマーレシアのボス、県知事長などの結構有名な人が多く集まっていたようで、歌手はみんな無償で歌っていたそうです。
最後に、募金されて集まった金額が発表されましたが相当なお金が集まっていて、これだけのお金が集まった分だけ、思いやりのある人たちがいるんだなと思いました。






 こちらはタピオカです。大きいボウルに入れて混ぜていくとだまになり、見慣れたサイズの大きさになります。日本では黒いタピオカばかりなので分かりにくいかもしれませんが、もともとは白いです。黒いタピオカはカラメルなどで色づけされて黒くなります。





 こちらは、金山。山を登ると海があって美しい景色が広がっていました。
 




 

   イモの団子(芋圓)
 

 サイゼリヤのエスカルゴのオーブン焼き
 

   一人カラオケボックス

 
外観は電話ボックスを少し大きくした感じです。隣は両替マシーン


 

   カナヘイとクリスマスのイルミネーションコラボ
 






 
 コーヒーの授業。初めてラテアートしてみましたが難しかったです。



 いつもお世話になっている人たちへのお礼として作りました。





 材料を混ぜ合わせて、丸い団子を作り中にパイナップル餡を入れて焼けば台湾のお土産で人気のケーキの完成です。







卒業研究の発表会でした。1日かけて発表していました。








 海でごみ拾いをしました。結構な量のごみがありました。






 
今月の最後の日は、日没を眺めて終わりました。
 

 今月もいろいろと体験させていただきましたが、今年も残すところ一ヵ月。今年が終わるとあっという間に帰国の日がきそうなので来月も1日1日を大切にし、充実した日々を送りたいと思います。それでは、この辺で。再見。