留学体験レポート11(第2報)

留学体験レポート11(第2報)

台 湾
台 北

亀山 晃(かめやま  あきら)

理学部 応用物理学科2年
留学先 致理科技大学
留学期間 2019年9月~2020年1月

月間報告書

 台湾に来て2か月がたちました。もう折り返し地点に差し掛かっています。この時期の台湾は朝が大体20度ぐらいで昼間は26度ぐらいなので、寒くもなく暑くもないまさにちょうどいい時期にいます。ですが、未だに学校や寮、図書館は冷房がついています。

 

◆10月7日「致理科技大學・新生盃歌唱比賽」

 この大会は各学科で毎年一年生が大学の校歌と何か出し物を発表する大会です。9月中盤ぐらいから各学部練習し始めて、土日も練習している学科もありました。各学科の2年生が指導役となって一年生に教えていました。歌詞を一つ間違えるだけでグランドを走らされたり、居残りでマンツーマン指導を受けている一年生もいました。


 

 

◆10月10日、11日「桃園でショッピング、十份で天燈上げ」

 10月の10日は「中華民国国慶日」(別称は双十節双十国慶双十慶典。)の日で1911年10月10日(清宣統三年辛亥年)に発生した武昌起義を記念としています。武昌起義は辛亥革命(1911年(宣統3年)から1912年(民国元年)にかけて、清(中国)で発生した共和革命。10月に孫文の影響を受けた革命軍が武昌と漢陽を武力制圧し、黎元洪を都督として中華民国軍政府が成立を宣言した)の発端となり、その2か月後には中国各地で革命運動が続発し清朝が崩壊し、アジア初の共和制国家である中華民国(台湾)が成立しました。
(参照:ウィキペティア


 この記念日で四連休になったので日本語学科の4年生の方に十日は桃園でショッピング、十一日は「十份」でランタンを上げました。
 
(大江國際購物中心でのお昼ごはん)
 



(大江國際購物中心の建物内 参照:台湾ブログサイト「痞客邦」
 
 

 日本語学科の方の家に泊まらしていただいたときに夜、麻雀を教えてもらいました。この駒は古い形のもので、一駒に漢字が一つ書かれています。ルールも標準ルールと呼ばれるものがなく、各地で様々なローカルルールが存在します。教えていただいたルールはとてもシンプルで初心者でも楽しめる遊びでした。

(台湾の昔の麻雀)



 四連休二日目は台北の東、人気の九份より南の山間部にある十份に行ってきました。台北から車を使うと二時間から三時間位で着くところにあります。着いた頃から天燈上げをしている観光客もいました。「天燈」で有名な十份ですが、元々石炭が豊富な土地で、主に日本統治時代に発展した「石炭の町」でした。それまで静かな山奥の村だったこの地は、石炭によって大きく変わり、最盛期には4千人もの労働者とその家族、彼らを相手とする店で大変賑わいました。そこから石炭産業は衰退していき、今の十份の姿に変化していきました。

(「天燈上げ」のメッカになっている十份)
 

 

◆10月24日「台湾の病院」

 
10月の中頃から体調を崩してしまって、病院に行くことになりました。
診察料は500元(1750円)で、現地の方だと150元らしいので約三倍掛かりました。診察の方法や薬も日本の耳鼻科と同じものでした。後日大学で保険を起用する手続き行うと診察回数2回分の全額が返ってきました。