建築学専攻

大学院 工学研究科

建築学専攻

概要

現代の建築は、自然環境との調和、地震への備え、CO2削減を含む省エネルギー、歴史的・文化的遺産の継承と再生、超高齢社会への適応など、さまざまな課題に直面しています。本専攻は、これらの解決に実践的にとりくむことのできるアーキテクト、プランナー、エンジニアを育成することをめざします。本専攻では、建築の3本柱である、計画、構造、環境設備分野に分化して人材育成することを基本としますが、建築の設計・生産・運用という建築のライフサイクル全体を視野に入れ、地域性を活かした建築生産技術や建築全般にわたる幅広い知識を有するコーディネーターやエンジニアの人材育成を、もう一つの柱としています。

専任担当者および研究内容

系列 氏名 研究内容



建築計画学
後藤 義明(教 授) 住み続けられる住宅の性能要件に関する研究
平山 文則教 授 設計における合意形成手法に関する研究
弥田 俊男准教授 建築・都市における実践的設計手法の研究
八百板 季穂准教授 文化遺産マネジメントによるまちづくり
馬淵 大宇講 師 設計者と利用者が協働創作可能な手法の研究


建築構造工学
山崎 雅弘教 授 建築基礎構造の支持力メカニズムと設計法に関する研究
中西 啓二教 授 鉄骨造及び鉄筋コンクリート造の耐震構造に関する研究
小林 正実准教授 木造軸組構法の耐震設計・補強に関する研究
建築環境工学・
設備工学
坂本 和彦教 授 省エネルギーを実現する設備システムに関する研究
中山 哲士准教授 建築・都市環境システムにおける計画法と評価法に関する研究

修了生の最近の主な研究テーマ

 
高齢者居住施設の居室に適した内装壁色の研究 岡山市の公開空地の緑化実態に関する研究
設計参画者と非参画者による竣工後評価の違いに関する研究 基準尺の算出方法と年代的及び地域的特徴に関する研究
公共図書館における地域の課題解決支援のための空間整備とその利用実態に関する研究 西大寺旧津山街道における歴史的建造物の特徴と変遷に関する研究
利用者参加型設計の事例比較と行政・設計者評価に関する研究 歩行性からみた潜熱回収型給湯器設置に伴う排水用ドレンレールの断面形状の研究
薄層に支持させた杭先端の支持力特性に関する研究 美術館における3次元isovistを用いた可視空間記述手法に関する研究
シティホテルにおける給湯システムの省エネルギー化に関する研究 戦後広島の復興における建築家杉田三郎に関する研究
レブカの歴史的建造物の特徴と発展に関する研究