インターネットで膨大な情報が行き交う現代、正確な情報分析や効果的なシステム構築が不可欠です。情報科学科では2017年度より「デジタルメディア」「Web・モバイル」「情報数学」の3コースに加え「ビッグデータ」コースを新設します。最新のIT技術や情報科学の基礎を学び、社会に応用する手法、情報の解析や分析の方法を習得します。エンタテインメントだけでなく福祉や教育にも応用できるゲームなどのコンテンツ制作者、多彩な業界で活躍できるデータサイエンティスト、スマートフォンなどモバイル機器のソフトウェア開発者、情報アナリスト、数学教員などを育成します。
情報科学科 3つのポイント
- POINT.1
- デジタルゲームのソフトウェア制作技術を幅広く学ぶ
- POINT.2
- スマートフォンやタブレットのアプリケーション開発に挑む
- POINT.3
- 情報の解析や分析の方法を学ぶ
- デジタルメディアコース
- 医療、教育、経営、コミュニケーションなどに役立つ「game」技術について学ぶとともに、情報のデジタル化がもたらした新しいメディア「ソーシャルメディア」の可能性を探ります。
- Web・モバイルコース
- 情報システムについて基礎から取り組み、Webサーバシステムおよびスマートフォンなどのモバイル情報機器のソフトウェア制作や、サーバ・クライアント連携に関する研究開発を進めていきます。
- ビッグデータコース
- IoTと言われるように自動車やアクセサリなどあらゆる製品から情報が発信され、ネットワークを介して大量のデータとしてサーバに蓄積されています。 このようなビッグデータを解析し分析するために、統計や情報技術の基礎の上に、機械学習や可視化、データマイニングなどのデータ解析手法を学び、データに隠れた「意味ある情報」を発掘できる人材を育成します。
- 情報数学コース
- パソコンなどの情報機器に用いられる情報技術、スーパーコンピュータでも使われる統計計算・科学技術計算を学び、情報アナリストへの道をひらきます。さらに、数学の基礎を学び、数学教員として活躍できる人材を育成します。
※3年次におけるコース選択は2年次までに修得している科目により制限されます
4年間の学びの流れ
- 1年次
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コンピュータと数学の基礎を学ぶ
コンピュータの操作方法からプログラミングまで、コンピュータサイエンスの学習の土台を作ります。また、情報を扱う上で必要となる基礎的な数学を学びます。将来のコース選択に備えて、新入生セミナーでは各コースに関連した研究の紹介を行います。 - 2年次
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専門コースを決定する準備を始める
「基本情報処理」などの共通情報科目、「解析演習」などの共通数学科目のほか、コースの専門科目が本格的に始まります。各コースの選択必修科目を履修しておくことが、コース選択の必要条件となります。 - 3年次
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コースを決定し、専門知識と技術を深める
画像、動画、センサ技術などに関するソフトウェア開発を学ぶ「デジタルメディアコース」、システムエンジニアリングやモバイル端末のアプリケーション開発を学ぶ「Web・モバイルコース」、情報アナリストや数学教員として活躍するための数学を学ぶ「情報数学コース」から所属コースを決定し、各専門教育を受けます。 - 4年次
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各コースの集大成として卒業研究に取り組む
興味、関心のあるテーマの研究室に所属し、指導教員や研究室の仲間とともに卒業研究に取り組みます。お互いに切磋琢磨する中で、コミュニケーション力やプレゼンテーション力を向上させ、情報技術者、ソフトウェア開発者、数学教員をめざします。また、大学院進学の道もあります。