応用数学科

応用数学科

理学部

ハイレベルな数学領域の学びとサポートで、教員から一般企業までの人材育成に対応。

応用数学科3つのポイント

基礎と応用の両面から、
ハイレベルな数学を習得
多くの卒業生が教員採用試験に合格し、中学や高校の教壇に!
数学と情報の教員免許が
同時取得可能

代数学、幾何学、解析学などの純粋数学から、確率論・統計学、計算機数学といった応用数学まで幅広く網羅。ハイレベルな領域の数学を、わかりやすく教えています。自主的な学びをバックアップする専用図書室も完備。学科専用の計算機室では情報系の科目を数多く開講し、数学と情報の教員免許状を両方取得することが可能です。また、学科独自の教職科目を用意し、数学教育の専門家による対策も実施。採用試験の高い合格率に結びついています。数学的思考力と情報技術を兼ね備えた人材は、企業からも期待されています。

4年間の学びの流れ

数学と情報の基礎力を養成する

高校で数学Ⅲを学習していないことを前提にスタートし、数学の魅力に触れながら大学数学へとスムーズに移行できます。多くの授業では、2クラスに分かれた少人数教育が徹底されています。

1年次の内容の発展とともに、現代数学を学ぶ準備をする

1年次学習したことの発展的な内容を学ぶことで数学への理解を深めることができます。また現代数学で必要な基礎知識を学習する授業が多数用意されており、3年次の専門的な内容へと無理なく繋がります。

現代数学の5分野を本格的に学ぶ

学習した基礎知識を基に、現代数学の5分野(代数・幾何・解析・確率・情報数学)について本格的に学びます。専門科目は選択制のため、興味のある分野を選んで探究することが可能です。

卒業研究で数学や数理情報を深く研究

卒業研究は、少人数のセミナー形式による学びが中心です。
希望の研究室に所属して卒業研究のテーマを決め、教員の専門的な指導のもと数学をより深く研究します。

学ぶ領域・分野

純粋数学

代数学、幾何学、解析学がこの範囲。高校で学んだ考え方をより論理的に深く追究し、計算のその背景にある考え方を理解し研究する。抽象的な概念を操ることで、普遍的な数学的思考法を身につけることができる。

応用数学

経済学などの学問にもつながる数学の問題を研究。研究テーマとしては確率や統計、数値解析などがよく用いられる。さまざまな予想を立てるため、プログラミングなどコンピュータ関連のスキルを得ることができる。

情報数学

ソフトウェア開発、Webシステム開発、データベース構築などに必要となる、コンピュータ科学のための数学を研究。コンピュータ言語やアルゴリズム、数値計算やシミュレーション、計算理論、グラフ理論などについても学ぶ。

カリキュラム(専門教育科目)

選択科目 必修科目

  1年次 2年次 3年次 4年次
基礎科目 微分積分学と演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
線型代数学と演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
情報リテラシー
表現とメディアの数理
集合と位相Ⅰ
情報と職業
情報化社会と倫理
微分積分学と演習Ⅴ・Ⅵ・Ⅶ・Ⅷ
線型代数学と演習Ⅴ・Ⅵ・Ⅶ・Ⅷ
  幾何学と演習Ⅲ・Ⅳ
卒業研究Ⅰ・Ⅱ
特別講義Ⅰ・Ⅱ
専門科目   計算機とアルゴリズムⅠ・Ⅱ
演算の数理Ⅰ・Ⅱ
形の数理Ⅰ
偶然の数理Ⅰ・Ⅱ
現象の数理Ⅰ・Ⅱ
集合と位相Ⅱ
形の数理Ⅱ
代数学と演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
幾何学と演習Ⅰ・Ⅱ
解析学と演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
教職への数学Ⅰ・Ⅱ
情報数学Ⅰ・Ⅱ
データの数理Ⅰ・Ⅱ
シミュレーションの数理
システムの数理Ⅰ・Ⅱ
専門関連科目 物理学基礎論Ⅰ
化学基礎論Ⅰ・Ⅱ
生物学基礎論Ⅰ・Ⅱ
地学基礎論Ⅰ・Ⅱ
物理学基礎論Ⅱ  
導入科目 数学基礎と演習Ⅰ・Ⅱ    
教員養成プロジェクト関連科目   教職基礎演習
教職基礎数学
数学教材開発指導
授業実践演習
※卒業には124単位を修得(うち基盤教育科目より34単位)が必要です。
履修モデルはこちら
※このカリキュラムは2021年度入学生以降が対象となります。

在学生・卒業生からのMessage

在学生(4年生)

石上 智世
兵庫県立明石高校出身

何事にも理論的に考える。数学的思考を生徒に伝えたい。

 中学生のときに、小学生時代からの恩師から「教師に向いているんじゃない?」とすすめられ、数学の教師をめざすように。
 理大の応用数学科に進学したのは、教員採用試験に臨む際に、何かアピールできる資格がほしいと考えていたため、国際的な教員資格が取得できる「IB教員養成コース」を選択できるのも魅力でした。

学科の学びで身についたのは、何事も直感ではなく、定義や理論的根拠をもとに答えを求める姿勢。さらには、自分が間違ったときは素直に過ちを認め、次にいかそうとする態度です。そのことで向上心が芽生え、よりよい教員になりたいという気持ちを持つことができました。

 教壇に立つことが決まったのは、4年間過ごした、ここ岡山市内の中学校。数学の教員として、理大で培った数学的な考え方や学ぶ楽しさを生徒たちにも伝えていきたいと考えています。

2015年3月卒業

山崎 憲太
広島県立世羅高校出身
日生信用金庫勤務(岡山県)

金融システムの構築などに、数学の力を発揮したい。
定理の証明のプロセスを考究するのが大学の学び。

 金融業界と数学教員、両方の道を視野に入れて応用数学科を選択。高校までと違い、大学ではどのようにして定理の証明がなされるのかを深く追求するところに興味をもちました。

 卒業研究のテーマは、経済現象や株式収益率とも関係が深い微分方程式です。すでに知られた定理の証明のプロセスを理解・整理・改良することで、新たな定理を確立。研究室のメンバーに成果を解説することも必要で、指導教員からは「中学生にもわかるように説明を」と指摘され、その重要性と難しさを痛感しました。

 就職先は金融業です。合同企業説明会で「理系の力を発揮してほしい」と話を聞き、金融商品づくりや融資のリスク計算などに、数学の知識をいかせる環境を感じました。今後は、誰にでも扱えて会社の躍進にも貢献できるシステムを開発したいです。

※在学生についての掲載内容は2021年3月時点の情報です。