基礎理学科

基礎理学科

理学部

フィールドワークとラボワークの両輪で学び、バランスのとれた教員・研究者をめざす。

基礎理学科3つのポイント

理科・数学に強い教員・
社会人を育成
体験重視型カリキュラム
数学・理科・情報の教員免許状が
同時に取得可能

数学、情報、物理、化学、生物、地学、現代教育の7分野を学び、幅広い知識を基盤に学際的研究ができる人材や実践的指導力を備えた教員を養成します。「総合理学コース」と「理数系教員コース」の2コースを設置し、フィールドワークとラボワークの両輪で学生の能力を高めます。中学校での模擬授業といった実践科目も豊富に導入。小中高の理数系教員の採用人数が多いのも特徴です。

 

4年間の学びの流れ

自然科学の基礎および専門科目を学ぶ

数学、情報、物理、化学、生物、地学、現代教育の幅広い分野の基礎を学びます。1年次の基礎科目は、高校の数学・理科との接続に十分配慮した授業内容になっています。また大学での学びへとスムーズに移行できるようリメディアル講座を用意しています。2年次では講義、実験、実習を通して自然科学各分野の専門科目を学び、春学期末には自分の関心に応じたコースを決めます。

コースの方向性に沿った専門分野を学ぶ

2年次秋学期から「総合理学コース」「理数系教員コース」に分かれます。演習、実験、野外実習などに取り組む時間が増え、授業で学んだことを体験から習得することができます。3年次には、数学、情報、エネルギー環境、生命環境、地球環境の各分野から専門分野を決定。秋学期から卒業研究に向けてのプレゼミがスタートします。専門分野の知識をより深めていけます。

研究室に所属し、卒業研究に取り組む

研究室内だけでなく、野外での実習、学外の研究者との共同研究や共同利用研究施設での実験など、研究の環境が広がり、幅広い研究力を身につけることができます。

学ぶ領域・分野

数学

代数学、幾何学、解析学などの純粋数学や確率論・統計学、数理情報などの応用数学、さらには、数学教育、教材開発などに取り組む。

化学

化学の入門的な分析化学を通して、無機化学や物理化学の基礎的知識を習得。また生体機能を学びながら、新規な有機材料を創製する研究などに取り組む。

地学

岩石、鉱物、水など地球の表層を構成する物質とその循環を研究。実験、実習を通して観察、観測の技術も習得する。また、惑星・太陽・恒星の観測と宇宙の理解に取り組む。

情報

情報システム、プログラム言語、ネットワーク、セキュリティ、データベース、画像処理などを、自然科学の研究に活用する。

生物

分子生物学、動物生態学、植物生態学などの研究を通して、地球環境に対する生物の適応や過去の環境変化を解明し、観察や観測の技術を習得する。

 

環境

酸性雨、河川・地下水の性質、水生生物、古植生などの調査を通して地球環境に対する知識を深め、観察、観測の技術を習得。

物理

熱電変換材料など未知の材料を探索。高圧環境を作り出す技術を用い、新規デバイス材料を開発するほか、生物に高い圧力をかけて生命の不思議を研究。

 

現代教育

理科教育の内容や方法に関する考察から、人文・社会科学を含めた現代教育全般についての研究まで、多様な領域を網羅。

カリキュラム

選択科目 選択必修科目 必修科目

  1年次 2年次 3年次 4年次
基礎科目 情報 情報リテラシー
情報リテラシーⅡ
情報システム概論Ⅰ・Ⅱ
情報化社会と倫理
ネットワークとインターネット
電子計算機概論
  卒業研究Ⅰ・Ⅱ
教職実践演習〈中・高〉
(理数系教員コース)
自然科学持論Ⅰ・Ⅱ
(総合理学コース)
数学 基礎解析演習
微分積分学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
線形代数学Ⅰ・Ⅱ
線形代数学Ⅲ/数学要論Ⅰ・Ⅱ
計算機数学/プログラム探究
 
理科 基礎物理学Ⅰ・Ⅱ
物理学実験
基礎化学Ⅰ・Ⅱ
生命科学Ⅰ・Ⅱ
地球科学Ⅰ・Ⅱ
電気磁気学Ⅰ
分析化学/有機化学Ⅰ
地質学/化学実験
生物学実験Ⅰ・Ⅱ
地学実験/野外実践指導実習Ⅰ
 
教育 教育基礎論
学習・発達論
   
共通 基礎理ゼミ    
専門科目 情報   線形数理
ネットワークとセキュリティーⅠ
情報システムⅠ・Ⅱ
ネットワークとセキュリティーⅡ
情報と職業
計算機とアルゴリズムⅠ・Ⅱ
コンピューターとプレゼンテーション
数学   解析学Ⅰ・Ⅱ/解析学続論Ⅰ
数学要論Ⅲ/確率・統計Ⅰ・Ⅱ
代数学Ⅰ
解析学続論Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
代数学Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
幾何学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
エネルギー
環境
  力学/電気磁気学Ⅱ 量子力学/光量子科学
エネルギー環境科学
生命環境   動物生理学/遺伝学
有機化学Ⅱ/分子生物学
生物化学/物理化学
植物生理学
地球環境   宇宙科学Ⅰ/鉱物科学
環境地球化学/生態学
環境科学/水環境科学
宇宙科学Ⅱ/環境地質学
コース専門科目 理数系
教員コース
  教職基礎演習
教職のための数学Ⅰ
現代教育Ⅰ
数学教材開発指導
授業実践演習
教職のための数学Ⅱ・Ⅲ
理科教材開発指導
教職のための物理・化学・生物・地学
現代教育Ⅱ/野外実践指導実習Ⅱ
総合理学
コース
  自己実現プログラムⅠ 自己実現プログラムⅡ
エネルギー環境科学実験
環境化学実験
地球科学実験/生物科学実験
自然科学探求ゼミナールⅠ・Ⅱ
数学探求ゼミナールⅠ・Ⅱ
現代教育探求ゼミナールⅠ・Ⅱ

在学生・卒業生からのMessage

在学生(4年生)

白水 美帆
佐賀県立鳥栖高校出身

理科が大好きだった私は、教員免許状と先端研究の両方を
手にできる基礎理学科で夢を実現!

 私の母は高校教員。母が勤める高校に私も通っていました。教壇に立つ母の姿に、尊敬と憧れの気持ちとともに、やがて職業としての教職の道を考えるように。父の影響で理科が好きだった私は、理系の高度な研究ができて、教員免許状の取得も強力にサポートしてくれる大学を探した結果、基礎理学科に進学。2年次からは「理数系教員コース」に所属し、学んでいます。2年次の「化学実験」では、6-6ナイロンの合成、「生物学実験Ⅰ・Ⅱ」では、原形質流動やDNAに関する実験をして、化学の基礎力を固めました。

 4年次からは、教員採用試験対策と専門分野における先端研究の両面を学べる東村 秀之先生の有機材料創製研究室に所属。スマートフォンや自動運転車に必要な高速データ通信を支える電子基板の素材作りに取り組んでいます。東村先生は、企業で採用担当を経験しており、教員採用試験の面接対策も指導してもらいました。また、先輩の勧めをきっかけに、2年次から児童相談所で学校にうまく通えない子どもたちとも接しています。この経験は、先生になった際に役立つと考えます。教育実習では中学校で理科の授業を担当。実験の背景にある理論的な意味をわかりやすく教えていく中で、自分で考えさせる授業の大切さを実感しました。

 私は小学校のほか、中学校・高校の理科・数学の教員免許状も取得しました。卒業後は地元、佐賀県の小学校で教壇に立ちます。小学校でも理科に強い教員が求められている現代、化学の専門的な知識や研究体験をいかし、子どものことを一番に考えられる先生になりたいです。

2016年3月卒業

福田 吏紗
広島県立広島井口高校出身
廿日市市立四季が丘中学校勤務(広島県)

実習や実験を通して理科の心構えを習得。
生徒に身近なものと理科の関連を教えたい。

 中学で理科を教わった先生は、岡山理科大学の出身。実験が多く、教え方も丁寧でわかりやすく憧れでした。その先生から「理科と数学の免許状がとれる」と薦められ、基礎理学科に進学。印象に残っている授業は「野外実践指導実習」です。夏の大三角を観測したり、ウニの受精卵の細胞分裂を観察したりしました。卒業研究は岡山城でのフィールドワークが中心。内堀の水質に悪影響を与える栄養塩を、ヒシという植物が吸収するという仮説を立て、水質を調査しました。中学校で理科を教える現在、実験を積極的に採り入れ、生徒に身近なものと理科の関連を伝えることは大きな目標です。実験の心構え、考察の重要性など、大学で教わったことを胸に、理科が好きな生徒を増やしたいと考えています。

※在学生についての掲載内容は2019年3月時点の情報です。