中等教育学科(英語教育コース)3つのポイント

思考力と表現力を更に高める

といった 探究や体験を重視

卒業単位内での履修によって中学校・高等学校教諭一種免許状(英語)の取 得が可能なカリキュラムで、教育現場で即戦力となるために必要な力を培いま す。英語力だけではなく、英語を正確に読み、論理的に書いて話し、英語で授 業ができるといった英語活用力も重視。国際社会や人間の生き方などについて 熟考する機会を重ね、自分の考えをもつ「考える力」を身につけます。さらには、 留学や国際交流の経験を通して世界とつながる力を培い、その意義や魅力を生 徒 に 伝えられる教員を育てます。
4年間の学びの流れ

「探究ゼミ」「英語探究」「短期留学」を柱に展開
「探究ゼミ」では、日常生活や英語教育に関わる疑問を学生主導で探究し、「英語探究」では論理的に考え表現する方法を習得。海外短期留学に参加し、現地学生とのコラボレーションも経験します。
※主な短期学校実習先…(米国)グアム大学
※主な短期語学研修先…(米国)フィンドリー大学、ライト大学 、(英国)エクセター大学 など

TOEIC®や英語検定、交換留学などで実力を試す
探究活動に加え、英語での模擬授業や、ICTを使った実践重視の「英語科教育法」で教育現場への対応力を養成。TOEIC®や英語検定へのチャレンジ、協定校への交換留学※などで実力を試します。
※主な交換留学先…(米国)フィンドリー大学、ライト大学 など

英語教材づくり、採用試験対策などに取り組む
英語で論理的に交渉できる力を高めて英語で行う授業にも磨きをかけ、英語学・英語文学・異文化理解の視点から教科書を分析。実際に伝える英語教材をつくります。教員採用試験対策講座にも参加します。

卒業研究および、就職や進学の準備を進める
中学校や高等学校での教育実習を実施。研究室に所属し、各自の研究テーマに沿って、教員の指導を受けながら卒業研究に取り組みます。教員採用試験をはじめ、就職に向けた準備も始まります。
学ぶ領域・分野
英語学
英語学の基礎的な内容を学びながら、英語教育の現場で何が有用なのか、英文法や英語史の必要性などを考察する。
英語文学
文学が英語教育の基礎づくりに与える影響を意識し、作品を多角的に実証。人間そのものを理解する糸口にする。
異文化心理学
異文化交流で起こる問題と、その解決プロセスについて、心理学やコミュニケーション学の理論を学ぶ。
英語科教育学
聞く・読む・話す(やり取り)・話す(発表)・書くの5領域をバランスよく教える方法や、授業でのICT活用について学ぶ。
カリキュラム(専門教育科目)
選択科目 選択必修科目 必修科目
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
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専門科目 | 教科に 関する科目 (英語) |
英語学概論 英語文学概論 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ 現代英文法 国際理解教育概論 |
英語文学史 異文化理解 英語文学講読 英語史 |
英語科内容論A・B・C 応用言語学 |
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教職に関する 科目(英語) |
英語科教育法Ⅰ・Ⅱ | 英語科教育法Ⅲ・Ⅳ | |||
教職に関する 科目(教職) |
教職論 教育心理学 教育学原論 教育現場観察実習 教育課程論 学校経営 |
教育史 教育行政学 教育社会学 生徒・進路指導論 学習心理学 教育の方法と技術 教育相談の理論と方法 |
道徳教育の理論と方法 特別活動の理論と方法 教育実習事前・事後指導 |
教育実習Ⅰ・Ⅱ 教職実践演習(中・高) |
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教育実践に 関する科目 |
情報リテラシー 特別支援教育論 |
総合的な学習の時間の理論と実践 | ICT活用教育 英語科教材分析・開発演習 A・B・C 英語科教育の内容と実践 教育学演習(教育史) 教育学演習(教育社会学) 教育学演習(教育心理学) |
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グローバル教育 課題に関する 科目 |
現代教育課題論 多文化コミュニケ-ション活動 国際比較教育論 Practical CommunicationⅠ・Ⅱ 現代教育課題研究 ESD理論と実践 |
Practical CommunicationⅢ・Ⅳ 比較言語文化論 |
シティズンシップ教育 現代社会と地域と子ども |
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体験・探究活動 に関する科目 |
探究ゼミⅠ 探究活動Ⅰ・ⅡA・ⅡB・ⅡC 現代人とことば 英語探究Ⅰ・Ⅱ |
探究ゼミⅡ 教育ボランティアⅠ・Ⅱ 英語探究Ⅲ・Ⅳ |
探究ゼミⅢ 英語探究Ⅴ・Ⅵ |
卒業研究 教育研究ゼミナール |
※履修モデルはこちら
在学生・卒業生からのMessage
模擬授業で教員としての実力が向上。理想の教員に近づいた。
英語が好き。そんな、中学生時代からの想いを形にしたいと考え理大で教員をめざすことに。英語教育コースでは、個性豊かな仲間たちと一緒に数多くのグループワークを経験。教員としての力を身につけることができました。
特に印象に残っている授業は、「英語科教育法」。教師役と生徒役として、それぞれの立場に立って行う模擬授業を経験しました。自分で作成した学習指導案をもとに授業を行ったり、生徒の立場で意見交換したりすることで、教員としての実力も向上。教育実習もスムーズに行うことができました。教育実習を経験することで自信も増し、大きく成長できたと思います。
英語に興味と熱意さえあれば教員になれる。身をもって実感することができました。理想の教員像は、何事にも誠実で子どもたちに決して嘘をつかない人。そして、生徒だけでなく、仲間の教員や保護者にも信頼されるような教員になるのが目標です。
在学生(4年生)
栗坂 怜弥
愛媛県立松山東高校出身
※在学生についての掲載内容は2021年3月時点の情報です。