私の成長ストーリー野田 紗伽 さん
化学科
- 野田 紗伽 さん岡山県立岡山城東高等学校 出身
- 2021年度卒業/東北大学大学院 環境科学研究科/堺化学工業株式会社
早期研究着手で化学メーカーの道へ
- 入学前はどのようなことに関心をもって岡山理大に入りましたか?
- 入学前から陽子数がたった1つ違うだけで性質が大きく変化する元素そのものに興味をもち、将来は化学に関する職業に就きたいと考えていました。その中で、岡山理大の理学部 化学科には学生のなりたいビジョンに沿ったカリキュラム、特に早期研究室配属プログラム(現:大学院早期進学コース)や教職支援が設けられていることが進学のきっかけとなりました。
- 入学後で特に印象に残っている岡山理大での学びはどのようなものですか?
- 化学にもさまざまな分野がありますが、1、2年生ではそれらの基礎的な箇所をカリキュラムで体系的に学ぶことができました。その学習を踏まえて早期研究室配属プログラムを選択したことで、3年生から自ら考え、手を動かして実験を行う研究室生活の充実した日々を送ることができました。特に、私は講義で関心をもっていた無機固体化学という分野の研究を行っていたので、講義で学んだ実験方法や興味のあった事象を自分の研究にて体験することで知識をより深めていきました。ある事象に対して「できなかったことができるようになる」、「その要因を学術的に理解できるようになる」日々が非常に楽しかったです。
- その学びをいかして出すことができた成果や成長の実感について教えてください。
3年生から継続した研究をもとに、4年生では他大学との共同研究を経験しました。また、研究で得た知見を実際に学会で発表したことから、他大学や他分野の多くの方々との交流ができました。この経験は自分自身の研究を他者から評価していただけたためだと感じ、大変と思うこともあった研究の日々が報われました。その後、より知見を深めようと他の大学の大学院へ進学、現在は化学メーカーに勤務しており、化学の基礎を岡山理大で築けたおかげだと感じています。
- 今から振り返ると、ワクワクに目覚める前の自分はどういう状態でしたか?
- 本格的な研究を行うための設備を揃えることは、自宅や高校では難しいことです。そのため、「研究」というイメージは漠然としており、入学当初は化学という学問に対して、自分の性格に合っているものと思いながらも、半信半疑で講義を受けていました。1、2年生での学生実験で、研究の擬似体験をすることで、そのことが確信に変わり、その後の研究室生活が非常に有意義になりました。
- 後輩へのメッセージをお願いします。
- 岡山理大は学びの場を多く設けており、自分のなりたいビジョンに近づけることができます。これまでとは全く毛色の異なる物事への挑戦は、大変と感じることもあるかもしれませんが、サポート環境も十分にありますし、その挑戦で感じたワクワクや達成感は必ず成長に繋がるはずです。
一覧にもどる