岡山理科大学 受験情報サイト

　アクティブラーナーズコース1年生が受講する「ラーニングデザイン」では、「自分の将来像を考える」をテーマに授業が展開されています。
　今回は、基盤教育センターの奥村英則准教授によるミニ講義が行われました。
　奥村先生は統計学を専門とされ、大学時代にどのように学んでいたか、またなぜ統計学の分野に進んだのかについて紹介してくださいました。その後、先生が研究されている回帰分析の手法開発について説明があり、統計学における「相関関係と因果関係」について深く掘り下げてお話しいただきました。 相関関係が存在しても必ずしも因果関係が成り立つわけではないこと、また、2変量間に正の相関が生じる例として、線形回帰モデル、擬似相関、選択バイアス、偶然による場合が紹介されました。その中で、擬似相関の具体例としてチョコレートの年間消費量とノーベル賞受賞者数の関係が取り上げられ、その数理モデルについても解説がありました。

　データ分析では、その結果を慎重に解釈することが重要であり、データを鵜呑みにせず深く考察する力が求められることを改めて認識する良い機会となりました。

　奥村先生、貴重な講義をありがとうございました。また、報告します。