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バンコクの泰日工業大学で日本語教育実習を実施
バンコクの泰日工業大学で日本語教育実習を実施
2024.09.25更新
学科レポート
[中等教育学科]
2024年8月26日から9月6日にかけて、バンコクにある泰日工業大学にて、教育学部の学生7名が日本語教育実習に参加しました。この実習は、学生たちにとって教育の現場で実践的な経験を積む貴重な機会であり、日本とタイの文化交流の一環としても重要な取り組みとなりました。
泰日工業大学は、日本型ものづくり大学を目指しており、全学年の学生が必修で日本語を学んでいます。今回の実習では、グローバルコミュニケーション学部の日本語専攻やビジネス日本語コース、インターナショナルプログラムなど、複数のコースで授業を担当する機会をいただきました。
実習1週目:授業見学と川柳づくり
実習の1週目には、日本語の授業を中心に見学させていただきました。日本人教員による授業はもちろん、タイ人教員が担当する日本語文法の授業も見学することができました。特に、タイ語を介して行われる日本語教育は、普段の環境では体験できないものであり、実習生にとって非常に有意義な学びとなりました。
また、初級クラス約100名を対象に、日本語の「川柳づくり」の授業も実施しました。手拍子を交えながら、日本語の拍のリズムや川柳の基本である「5・7・5」を説明し、その後、学生たちはグループごとに「タイ」や「泰日工業大学」をテーマに川柳を作成しました。
実習2週目:文化体験授業と教壇実習
2週目には、日本文化体験授業と学生たちの教壇実習が行われました。文化体験授業では、岡山の名産である「きびだんご」や「うらじゃ」を紹介し、実習生が日本の伝統文化を学生に楽しく伝えました。60名の学生が参加し、桃太郎の物語を演じたり、グループに分かれて実際にきびだんご作りに挑戦したりしました。最後には、全員で「うらじゃ」を踊り、日本の文化を体感してもらいました。
また、教壇実習では、泰日工業大学の学生たちが普段はタイ語で受けている文法説明を日本語で行い、実習生と一緒に積極的に学びに取り組んでくれました。
実習を通じた成長と学び
実習の最終日には、グローバルコミュニケーション学部のワンウィモン学部長より、修了証と記念品が授与され、無事に実習を終えることができました。この2週間を通じて、実習生たちはタイの言語や文化に触れ、自分たちの言語や文化を他者に伝える難しさとやりがいを実感しました。
日本語教師には、日本語や教授法に関する知識やスキルだけでなく、異なる文化や背景を持つ学習者と真摯に向き合う姿勢が求められます。今回の実習を通して、実習生たちは自身が言語的・文化的マイノリティであることを体験し、多様な日本語学習者を理解するための大切な一歩を踏み出すことができました。
桃太郎の演劇
うらじゃ
きびだんご
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泰日工業大学は、日本型ものづくり大学を目指しており、全学年の学生が必修で日本語を学んでいます。今回の実習では、グローバルコミュニケーション学部の日本語専攻やビジネス日本語コース、インターナショナルプログラムなど、複数のコースで授業を担当する機会をいただきました。
実習1週目:授業見学と川柳づくり
実習の1週目には、日本語の授業を中心に見学させていただきました。日本人教員による授業はもちろん、タイ人教員が担当する日本語文法の授業も見学することができました。特に、タイ語を介して行われる日本語教育は、普段の環境では体験できないものであり、実習生にとって非常に有意義な学びとなりました。また、初級クラス約100名を対象に、日本語の「川柳づくり」の授業も実施しました。手拍子を交えながら、日本語の拍のリズムや川柳の基本である「5・7・5」を説明し、その後、学生たちはグループごとに「タイ」や「泰日工業大学」をテーマに川柳を作成しました。
実習2週目:文化体験授業と教壇実習
2週目には、日本文化体験授業と学生たちの教壇実習が行われました。文化体験授業では、岡山の名産である「きびだんご」や「うらじゃ」を紹介し、実習生が日本の伝統文化を学生に楽しく伝えました。60名の学生が参加し、桃太郎の物語を演じたり、グループに分かれて実際にきびだんご作りに挑戦したりしました。最後には、全員で「うらじゃ」を踊り、日本の文化を体感してもらいました。また、教壇実習では、泰日工業大学の学生たちが普段はタイ語で受けている文法説明を日本語で行い、実習生と一緒に積極的に学びに取り組んでくれました。
実習を通じた成長と学び
実習の最終日には、グローバルコミュニケーション学部のワンウィモン学部長より、修了証と記念品が授与され、無事に実習を終えることができました。この2週間を通じて、実習生たちはタイの言語や文化に触れ、自分たちの言語や文化を他者に伝える難しさとやりがいを実感しました。日本語教師には、日本語や教授法に関する知識やスキルだけでなく、異なる文化や背景を持つ学習者と真摯に向き合う姿勢が求められます。今回の実習を通して、実習生たちは自身が言語的・文化的マイノリティであることを体験し、多様な日本語学習者を理解するための大切な一歩を踏み出すことができました。