生命科学に対して理学的にアプローチ。
研究⼒の⾼い臨床検査技師に
なることができます。
最先端の医療開発には、生命科学、臨床医学・基礎医学の幅広い知識と深い理解が必要です。本学科では理学的なアプローチで生命科学に取り組み、医学知識や技術を習得します。科学的根拠に基づいた医療(Evidence Based Medicine)を実践するために、コミュニケーション⼒、問題解決アプローチ⼒、研究⼒を培い、医療従事者として、研究者として社会に活躍できる⼈材の養成を⽬指します。

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学ぶ領域・分野
[臨床検査医学]
医師または歯科医師の指示のもとに、微生物学的検査など、さまざまな検査を実施し、診断や治療の基礎となるデータを導き出す臨床検査。検査の成り立ちや概要、法的規制、業務範囲、意義などとともに、臨床検査を実施するうえで必要となる知識と技術を学ぶ。
[生命科学]
生命科学とは、ヒトを主体とした生物の生命活動に関する学問分野。本学科では、広範囲の科学分野を網羅する、さまざまな専門分野の教員をそろえ、勉強する環境を整備。「命」を科学的に理解することをめざす。
[基礎医学]
基礎医学とは、⼈体の構造や機能に関する分野。「解剖学」「⽣理学」「微⽣物学」「⽣化学」「薬理学」「公衆衛⽣学」「病理学」等を学び、医療従事者としての⼟台を築く。
4年間の学びの流れ
自然科学の基礎について学ぶ
⾃然科学のベースとなる科⽬を学習。「有機化学」や「分⼦⽣物学」など理学の基礎を学びます。
医学の基礎となる科⽬を重点的に学ぶ
医学的な専⾨分野の履修がスタートします。「解剖学」や「微⽣物学」「公衆衛⽣学」「薬理学」など、基礎医学を⾝につけていきます。
臨床検査技師として必要な応⽤科⽬を学ぶ
学医療の中でも特に臨床検査技師に必要な科⽬「⾎液学」「臨床⽣理学」「病理学」等を学んでいきます。実験・実習科⽬は資格の取得に必要な知識と技術を習得できる内容となっています。また、「基礎研究論」を習得することで、研究の基礎を学びます。
研究や実習を通して社会で活躍できる力を習得
卒業研究に取り組むことで、実験技術を⾝につけて問題解決能⼒やプレゼンテーション能⼒を培います。病院実習では臨床検査技師の実務と役割を学びます。
カリキュラム(専門教育科目)
選択科目 選択必修科目 必修科目
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | ||
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生命科学共通科目 | 生命科学概論I 生命科学概論II 生命科学のための生物学 生命科学のための化学 生命科学のための物理学 コンピューター演習 情報リテラシー |
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医療技術共通科目 | 公衆衛生学 生理学I/生理学II 解剖学 /病理学/生化学 医用工学概論 医学概論 |
免疫学/薬理学/医科学研究論 | 臨床医学総論I 臨床医学総論II 専門英語 |
臨床医医学総論III 関係法規 臨床特別演習 |
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臨床検査学コース専門科目 | 栄養学 | 生理検査学I 病理検査学I/病理検査学II 分子遺伝学 血液検査学I/血液検査学II 輸血検査学/再生医療移植学 微生物学/病原微生物学 先端医学機器論 病理学実習 遺伝子検査学実習 血液検査学実習 |
臨床栄養学 検査総合管理学 生理検査学II 医療安全管理学 生化学検査学 一般検査寄生虫学 情報科学概論 生理学実習 医療安全管理学実習 生化学検査学実習 一般検査寄生虫学実習 輸血移植検査学実習 免疫検査学実習 微生物検査学実習 医用工学実習 臨地実習I |
生理検査学実習 臨地実習II 臨地実習III 特別研究I 特別研究Ⅱa, IIb |
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研究室紹介
Student’s Voice
在学生(3年生)
原田 仁
広島県立三原高校出身
豊富な実習により実践で役立つ 技術や経験を身につけられる。
小学5年のときに甲状腺がんになったことがきっかけで臨床検査技師という職業を知り、自分もめざすように。理大では、講義や実習で医学について幅広く学んでいます。たとえば実習では、学生同士で採血や心電図の検査を行い結果を分析。理大は実習が豊富で、いずれも医療現場と同じやり方で行うため、将来実践で役立つ経験が得られます。
4年からは、病院実習や所属する組織病態学研究室での研究、国家試験対策も本格的に始まり、専門分野の知識や経験も習得します。これまでは問題に対して答えが決まっていることが多かったですが、いまは原理を理解したうえで論理的に考える機会も増え、自分で考える力が身についてきたと感じます。
理大は先生と学生、さらに先生同士の距離も近いため、所属研究室に関係なくいろんな先生に相談できるのも魅力です。