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ミッションNO.020
先生に直撃インタビュー

工学部 生体医工学科
  原先生に直撃インタビュー
プロフィール
原 啓文(はら ひろふみ)
  工学部 生体医工学科

生年月日 :1976年3月7日

出身地   :佐賀県鳥栖市      

略  歴  :国立久留米工業高等
        専門学校
         長岡技術科学大学
         長岡技術大学大学院

理大に来ることになったきっかけ:
        恩師の紹介

勤務年数 :5年目 

特  技  :人見知りしないことです

最近ハマっていること  :草むしり

座右の銘  :一期一会
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日付
image|原先生
Q|研究のテーマを教えてください。
研究テーマはゲノム微生物学です。ゲノム(genome)とはgeneとomeの造語で、「遺伝子の総称」のことです。全ての生物はそのゲノムをもとに構成されており、 その構成はA・C・G・Tというたった4つの塩基から成ります。ヒトのゲノムだとこの4つの塩基が30億個つながっていて、その中心がDNAです。 このDNAがRNAに置き換わり、さらにタンパク質となって私たちの体がつくられます。最近、ゲノムに対する研究が盛んになりつつあるのですが、 実はどんなメカニズムでつくられているのかということは全くわかっていません。

Q|研究を始めたきっかけは何ですか?
この分野との出会いは、高専時代の卒業研究です。所属した研究室の先生がゲノムの研究をしており、次第にこの分野に興味を持ちました。 正直、それまでは興味はありませんでした(笑) A・C・G・Tの情報だけで生物が何をしているかがわかるところに惹かれました。

Q|研究内容を教えてください。
image|原先生ヒトや植物などの真核生物のゲノムは線状となり、細菌などの原核生物のゲノムは環状です。 バクテリアの一種である放線菌は、ポリ塩化ビフェニル(PCB)を分解する菌で、原核生物ですが線状のゲノムで、解析すると図のようになります。(☆図あり) このようにゲノムを解析することで、その菌がもっている遺伝子の数がわかります。放線菌は9000個くらいですね。ちなみに、ヒトだと25000〜30000個、植物だと40000〜50000個くらいです。そして、ゲノムの並び(塩基配列)から、機能の推定、つまり遺伝子が何をしているのかを考えます。同時に、DNAマイクロアレイというチップを使い、ある遺伝子がどれだけタンパク質をつくるのかをみます。30%似ていれば同じような働きをするといわれています。この結果と、すでに解読されていて働きがわかっているタンパク質の並び(ゲノムの並び)と似ていれば、そのタンパク質と同じような働きをするだとうということがわかります。 こうして解読をしていくと、半分くらいのゲノム(タンパク質)の働きはわかるのですが、残りは不明のままです。 放線菌というのは、抗生物質をつくるもとになっています。今までは1つの菌から1つの物質ができるとされていましたが、生育状況を変えることで別の物質ができるのではないかということで、今はその検討を行っています。例えば、皮膚の構成には「皮膚をつくるタンパク質」を必要とします。ということは、ある特定条件下で必要となるタンパク質をつくるシグナルをもっていることになります。その条件を変えることで、その環境下では何が生成されているかをみてあげることにより、どのタンパク質がどのように働いているかが解明できるはずです。これが、現在行っている研究です。
image|原先生
Q|研究のやりがい・目標を教えてください。
ゲノム全体を通して、生物に対して細胞内にある遺伝子がどのような働きを持っているのかを解明したい、という気持ちで研究を行っています。 このわかっていないということについて、「知りたい」という思いが研究のやりがいになっています。また、実験の中での小さな成功も楽しく、またやりがいにつながっています。たった4つの塩基でどのような仕組みによって生物がつくられているのか、それに伴って、例えば新しい抗生物質が作れるといいな。そんな気持ちと、いつか教科書の1文になるような研究がしたいという目標を持って、日々研究に励んでいます。 他にも、バイオマスからエタノールを生産できないのかというテーマでも研究を行っていますが…話がややこしくなってしまうのでやめときましょうか(笑)
Q|学生時代はどんな学生でしたか?
image|原先生子どもの頃は周りのみんなと同じことをするのが嫌な子でした。学生時代はスポーツをやっていました。 中学からバレーボールをやっていて、社会人でもやっていたのですが、さすがに今は…(笑) ポジションはレフトかライトでした。右利きですがね(笑) バレーボールなんて男だらけで、大学時代は飲みに行くと男同士でよく野球拳をしたり…(笑)本当に楽しかったです。
研究室に所属してからは、部活を終えて研究室に戻り、実験をする毎日でした。微生物を扱った研究を行っていたので、 よく部活後の汗だくの状態で実験をしてカビが生えたり…ということもありました。研究室は希望をしていた研究室には所属できなかったけれど、 先生とよく話をするようになって、気付いたら博士課程まで進学していました。大学院生時代は朝9時に来て夜中の1時に帰るといった生活をしていました。 23時頃に帰ると「今日は帰るの早いね」と言われるような研究室でした。
Q|休日の過ごし方について
草むしりをしています。草が生えているのが気になってしまい、つい草を抜いてしまいます(笑) 特に夏はよく生えるんですよね。 あとは、もうすぐ3歳になる子どもがいるので、子どもと遊びます。近くの公園で遊んだり、おもちゃ王国へ行ったりします。あっ、草むしりを一緒にすることもありますね。

image|原先生
理大の印象について教えてください。
理大の印象は「山!!!!」の一言につきます。普通の人に比べて日常の階段の上り下りを3倍くらい多くしていると思います。通い続けると足腰は鍛えられると思いますが、最近は体力が落ちたため階段を上がるのがキツくて大変ですね(笑)

Q|理大のおすすめスポットは・・・・??
image|原先生 理大でおすすめの場所はどこでしょうね。あまり研究室からは出ないんですよね…(笑)僕は一人で食事に行けないので、食堂を利用することが少なくて、昼食は研究室で弁当を学生と食べたりします。なので、研究室が理大で一番落ち着く場所ですね。
Q|理大の学生へメッセージ
学生のうちに一生懸命遊んだらいいと思います。歳を取るとなかなかあそぶことができなくなるので… 私は先生になろうとは思っていなかったけれど、研究をしたいからここにいます。だから、先生と呼ばれることに抵抗があるのですが(笑) 「仕事」って自分から作らないとないんですよね。それは、就職しても同じだと思います。なので、自ら積極的に何かを見つけにいってほしいです。
Q|高校生へのメッセージ
学力というのは、判断される一つの材料ではあるけれど、それだけで決まるものではないと思います。大事なのは、「やろうとするかどうか」!!! 自分がやりたいと思ったことを全力で突き進んでいけばいいと思います。色んな経験をしたらいいと思います。
image|原先生
エピローグ
原先生のお話を聞いていると先生は今を楽しんでいる方と言う印象を受けました。
先生は人生の楽しみ方を分かられているのだろうと思います。素直に人として凄い方だと思いました。(多久和)

研究されている内容がとても私の興味があるものだったので、取材の間もとても先生のお話に引き込まれてしまいました。
先生の学生時代のお話など、お茶目な一面も知ることができて笑いの絶えない取材でした。私も学生生活をもっと充実させていきたいです。(楠)

原先生のお話はとてもおもしろく、楽しい時間を過ごすことができました。先生のお話を聞き、残りの学生生活の過ごし方を考えたいと思いました。(河口)

学生時代のうちにいろんなことに挑戦しておきたいという思いがますます強くなりました!!
一生懸命遊びたいです!(久川)

研究の話をしている原先生の目はとても輝いていて、研究を楽しんでいる印象でした。まさか、誕生日ネタで盛り上がるとは思っていなかったです!!!(笑)
私も研究に対する姿勢を改めて、何事も楽しく行いたいと思いました。(永井)

取材スタッフ
原先生直撃インタビュー 《 2012/4 》
写真前列左から|原先生
           多久和 徳一郎(電気電子システム学科3年)
   後列左から|久川 春菜(基礎理学科4年)
            永井 めぐみ(理学研究科)
            楠 弥希子(臨床生命科学科2年)
             河口 智美(臨床生命科学科2年)
           ※記載されているレポータの学年は、2012年4月現在のものです

image|取材無事終了!記念写真
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