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その35:人工心臓

【身体の中にある水圧】
海に潜った時と同じように、身体の中の血管内には水圧が働いています。心臓での平均血圧が100 mmHgだとしたら、身長180 cmの人が立った時には足にある動脈での平均血圧は196 mmHgにもなります。手を挙げたら、手にある動脈での平均血圧は逆に低くなり、40 mmHgになります。このように身体の内部にも重力の影響により常に水圧がかかっています。

【人工心臓】
人工心臓は弱った心臓を助けるために補助的に取り付けて心臓が回復した後に取り外すような治療に用いたり、心臓移植までのつなぎとして用いたりしています。人工心臓の開発で難しいのは血液が付着して血の塊(血栓)を作らないようにすることと、赤血球を破壊しないようにすることです。そして、人工心臓を駆動する時に重要なのは、どれ位の出力で人工心臓を駆動すれば良いのかを決めて、その通りに人工心臓を駆動することです。例えば、上半身を起こした状態と寝た状態では、頭部の血圧を一定にするためには人工心臓の出力を変えなければなりません。その理由は上記の重力の影響による水圧が血管内に働いていることからよくわかると思います。

提供:工学部
生体医工学科
内貴 猛 先生

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