理大の栞理大50周年



その43[エメラルドグリーン]  解説

 

 エメラルドは,ベリリウム,アルミニウムとケイ素を成分とするベリルという鉱物です。このベリルに微量のクロムが含まれると,エメラルドグリーンといわれる綺麗な緑色のエメラルドになります。
 同じベリルでも微量の鉄が入ると淡い青色をしたアクアマリンになります。アクアマリンも大変人気のある宝石ですが,エメラルドの方がはるかに高価な宝石です。
 その理由は,アクアマリンは地表付近でペグマタイトという岩石中に生成します。アクアマリンは大きな結晶をつくることができます。しかし,ベリルの結晶構造の中にクロムが入るためには大きな圧力が必要なので,エメラルドは地下深くでないと生成しません。エメラルドの産出量はわりと多いのですが,地下深部から地表付近まで上昇するときに結晶にひびができてしまい,大きな結晶が少ないのです。大きな結晶のエメラルドは希少で,宝石の中でもダイヤモンドに同等なほど高価なものになるのです。

 

提供:理学部基礎理学科 山口 一裕 先生

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