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動物生殖生理学研究室

清水 慶子

国内外の動物園や水族館、野生動物保護センターなどと連携。生物多様性の保全を目標に、野生動物や希少動物の繁殖生理の解明と保全繁殖技術の開発など研究を行う。

Keyword
生殖生理学

繁殖と外的要因の因果関係を調べる

「オスのサルは交尾の相手をどのように選んでいるのか、それが研究のはじまりでした」と話す清水 慶子先生。その答えは子を産み育てた経験があるかどうか。オスはホルモン情報から交尾相手を選んでいるとわかったことが、現在の研究につながっているといいます。扱う動物は希少種のアムールヒョウ、国内繁殖が切望されるイルカのほか、バク、オランウータン、レッサーパンダなど多種多様。国内の動物園や水族館に限らず、海外からも数多く依頼があるため、さまざまな施設と提携して研究しています。2015年には、協力協定を結ぶ福山市立動物園でアミメキリンの繁殖に成功しました。
その手法は採取した動物のフンからホルモンの量を調べるというもの。ホルモンの分泌パターンから月経周期を割り出すことで、排卵予定日や交尾に適した時期の推測ができ、早期の妊娠判定にも役立ちます。増えすぎたニホンザルに対して、ホルモン操作によって繁殖を抑制する研究にも取り組んでいます。
学生は「イモリの骨が年輪状であることを突き止めました」「メスだけで単為生殖が可能なナナフシという昆虫のオスの個体について調べました」など、興味のある動物を対象に自由に研究しています。「私の専門分野は繁殖ですが、すべての動物について詳しいわけではありません。学生が対象動物を研究する中で、私も勉強できて刺激になっています」と清水先生。「人間と動物がうまく共存することはとても大切。この研究でその知恵を増やしていきたいですね」。
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    全国の動物園や水族館、野生動物保護センターなどから集めたフンを使用。動物のフンに含まれるホルモン量を調べる