学科オリジナルサイトへ

研究室PICK UP

機械370×270

エンジン研究室

近藤 千尋

CO2排出、資源の枯渇といった燃料の問題を解決するため、環境に優しい代替燃料を効率よく造る方法、エンジンの燃費を改善する基礎燃焼技術を研究し、エンジンの性能改善に取り組む。

Keyword
エンジン/燃焼/代替燃料
研究分野
エネルギーシステム

学生の力で燃焼装置の設計から手がけ ガソリン・軽油の代替燃料の実用化に向けて研究。

工学実習棟エンジン実験室にある「定容燃焼器」は、学生と近藤 千尋先生が設計したオリジナルの装置です。ガソリン・軽油の代替燃料がうまく燃える条件や現象を導き出せば、実用化も可能。そこでガス燃料や、廃油などから作製したバイオ燃料などで実験し、目標とする燃焼が起きるのかを確かめています。「天然ガスを使った実験では、燃焼の際にガスと空気がどのように混ざるのかを撮影し、検証しました。天然ガス自動車の燃費や出力を向上させることを目標に、燃料を入れるノズル孔の形状、点火の位置、ガスを流す圧力などの条件を変えて試みています」と近藤先生。
近藤先生は研究が社会に役立つことに加え、学生自身が、自ら作り、仕組を把握している装置で学ぶことを重視。「私からは何のためにどのような装置を作るのか、概要を伝えるのみです。学生自身が設計し、部品の選び方などを模索してもらいます。たとえば燃料を入れる容器の厚さの場合、薄いと爆発した時に、壊れてしまいますし、厚すぎても重くなり無駄が出ます。学んだ知識をいかせるように研究を進めてもらいます」。
学生は「燃焼、爆発などを自分たちで実際に扱える」「装置の設計、強度計算、組立にも自分たちで取り組める」といった点に大きな魅力を感じて研究に熱中。近藤先生は「成果を得るまでのプロセスから自分で考えてこそ、エンジンの未来を切りひらくことができます」と、研究と教育の両面に重点を置いています。
  • 機械300×200

    上図のようなエンジンと同じ働きをする装置に燃料を入れ、点火から燃焼までのわずか数ミリ秒の現象を数万コマ/秒のハイスピードカメラで撮影することで実験を行う