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研究室PICK UP

研究室西原

自然言語処理研究室

西原 典孝

人間が日常的に使う日本語などの自然言語を、計算機上で実現するための基礎的研究や、それを応用し、Web上の文章や物語からの情報抽出などのシステム開発に取り組む。

Keyword
自然言語処理/知識処理/自動情報抽出

人間が日常的に使う「言葉」を解析する、 計算機上での自然言語処理システムを開発。

「明日のお天気は?」「東京駅までの経路は?」など、スマートフォンに話しかけると音声で回答が得られるアプリが人気です。そこで活躍する技術が、自然言語処理。自然言語とは、人間が普段使用する日本語などの“言葉”のこと。西原 典孝先生は、自然言語による人間の知的な処理を計算機上で実現するための基礎的研究に取り組んでいます。「自然言語による意味表現や推論のための数学的な形式化手法について研究しています。具体的には、自然言語の意味構造を反映させた論理体系の構築、その論理体系を用いた推論手続きに関する研究、日本語による意味表現の形式的分析などです」。
たとえば日本語文の基本的意味の解析では、文末を解析することで、未来・過去、推量・否定といった日本語文の大意を捉えます。また、Web上の料理レシピに書かれた食材名や数量などから情報を抽出して、食材一覧や栄養価計算を全自動で実現。小説や童話から登場人物の特定や人間関係を類推します。学生は「言葉に関しては、計算機より人間の方がはるかに凄い事実に驚きました」と話します。
人間とコンピュータの関係を改善する技術として多方面への応用が期待される自然言語処理。「人間が頭の中で瞬間的に行う言葉の理解は、計算機には難しく、具体的にどんな処理を行うのかも謎。だからこそ言葉的理解を計算機にさせる研究におもしろさがあるのです」と西原先生は研究の魅力を語ります。

  • 研究室小

    Web上の料理レシピから、食材名と数量などの正しい食材情報を抽出するためのテキスト解析画面。表現ゆれを解消することで、栄養素名や栄養価を厳密に特定する