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研究室PICK UP

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グリーンケミストリー研究室

折田 明浩、奥田 靖浩

有機ELや太陽電池材料、バイオ医薬品などへの応用をめざして、できるだけ廃棄物を発生させず、生産コストが効率的な環境に優しい有機化合物の生成技術を研究する。

Keyword
有機合成/有機EL/バイオ医薬品 太陽電池用色素

発光や省エネなど高機能の有機化合物を開発し 環境に優しい製品の実現に貢献する。

省エネルギーや高効率化など、環境への負荷が少ない製品の実現に役立つ有機化合物を研究する折田 明浩先生。なかでも研究の中心に据えているのが、炭素と水素から容易に生成可能なアセチレンを用いた、さまざまな色に発光させる有機化合物の開発です。「たとえば現在主流の液晶モニタは消費電力の一部しか発光のエネルギーとして使えていません。そこで、有機ELへの応用を目的に、消費電力を高効率化し、発色も美しく安価に製造できる有機物などを研究しています」と折田先生。
研究室では有機化合物の設計から合成、実験までを行っており、有機ELや太陽光発電パネルを想定した研究を実施。最近はバイオ医薬品への応用技術の開発にも取り組んでいます。「たとえば抗がん剤の副作用が強いのは、がん細胞だけでなく正常な細胞にも働くからです。そこで薬の成分をがん細胞だけに結合させる化合物の開発を進めています」。
学生は研究室に所属後、すぐに実験に取り組み、試行錯誤を重ねながら研究を進めていきます。ある学生は、「うまく反応物ができるとうれしいです」と実験の楽しさを語ります。
折田先生いわく「研究室の強みは、社会に役立つ物を実際に作ることができるところです。炭素や水素、酸素の基本的な元素の組み合わせで、自分の考えた物を自分の手で作る。そこがおもしろいところです」。
  • バイオ300×200

    研究室で合成したアセチレンとピレン誘導体の有機物発光体。紫外線を当てると、緑やオレンジ、青などに発光。有機ELへの応用が期待されている