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研究室PICK UP

生命医療370×270

再生医療工学研究室

神吉 けい太

細胞の機能をより高く引き出す培養、分化誘導、遺伝子発現調節の方法を探り、再生医療に役立つ細胞材料を開発。またがん悪性化のメカニズムと、それを防ぐ遺伝子の働きを研究する。

Keyword
再生医療/がん

ノーベル賞で注目を浴びたiPS細胞を使い、 再生医療に利用する細胞材料を開発。

「iPS細胞を材料にして、病気の治療に使える高機能な細胞材料をつくり出すのが研究の目標です」と、神吉 けい太先生。熱い視線が集まる再生医療の研究を前進させる、ホットなテーマです。研究室では、iPS細胞に異なる条件の刺激を与えて培養し、遺伝子やタンパク質の発現を解析することで、どの条件下であれば、より細胞分化が進むのかを解析しています。
「分化した細胞にはその機能に特徴的な遺伝子やタンパク質の発現が見られます。たとえば肝臓の細胞なら、解毒機能を備えているかなどが重要な指標になります。同時に安全性や、培養時間の短縮化についても追究しています」と神吉先生。
学生たちは「万能細胞を使って、再生医療に利用する細胞をつくり出す先端分野の研究に自分の力で取り組めて、気持ちが高まります」、「臓器の機能を再現できれば、医療の未来に与える影響は大きいでしょう」などと研究の魅力を語っています。
肝臓がんに関わる研究を発展させて、再生医療分野に挑む神吉先生。「iPS細胞は増殖する力が強く、未分化な細胞という点では、がん細胞と似た性質をもっています。がん細胞を研究することからも再生医療のヒントが得られます。世界中の研究者がしのぎを削る競争が激しい研究分野ですが、まだ試されていないアイデアで、よりいいものを発見できる可能性は十分にあります。自分の力で謎を解き明かしていく意識をもち、楽しく研究をする中で、医療の未来を切りひらいてほしいと思います」と、神吉先生は研究の醍醐味を語ります。
  • 生命医療300×364

    iPS細胞のコロニー。活発な細胞増殖能と、多分化能を有しており、再生医療の細胞材料ソースとして期待される