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魚類生態学研究室

魚類生態学研究室

武山 智博

魚類の社会の仕組みを動物社会学および行動生態学の観点から探究。個体間の関係や繁殖行動を調べ、生態的・進化的な意義を考える。

Keyword
動物生態学/行動生態学/動物社会学/野外調査

魚類の生態や社会構造、生態系を解明する

主に魚類を対象に、滋賀県の琵琶湖やアフリカの湖などでの調査実績がある武山智博先生。研究室では、2つの観点から生物の世界を探究しています。1つは動物社会学の観点から、シクリッドと呼ばれるカワスズメ科の魚類について、個体間の社会関係などを調べる研究。もう1つは動物生態学の観点からフィールドワークを通して、ある自然環境に生息する生物と環境の関係や、生物同士の関係を調査する研究です。
学生の研究テーマは、「自ら考え、課題を乗り越える力を身につけて欲しい」と個々の希望を優先。ある学生は、動物生態学の観点から、毎週3回、岡山市を流れる笹ヶ瀬川でのフィールドワークを行い、川の水質や水温といった水環境に関する調査とともに、魚や水生昆虫などを採集して生息状況や分布、ほかの生物との関係を研究しています。「グループ内での各個体の役割や、生き方や社会構造を知る。そこが研究のおもしろさだと思います」と武山先生。学生たちも「フィールドワークが豊富なところが魅力です」「新しい発見が多いです」と、楽しみながら自然と生物の謎の解明に取り組んでいます。
  • 托卵行動を行うコイ科のムギツク

    繁殖方法として自分の卵を別の魚にたくす托卵行動を行うコイ科のムギツク。捕獲した個体は大きさの測定や種同定を行い、生態について調べる。継続的な現地調査で、生息状況や異種との関係、季節的な影響などを考察する